私が定期的に推しているくりっく株365ですが、提供条件の変更により「決済期限のない」現行商品の上場廃止に伴う「決済期限」が迫っています。
日経225は3月11日(木)で海外指数は3月18日(木)が最終取引日になります。
代わりに1年に1度のリセット付き商品が上場していますが、これらは21年12月に最終決済を迎えるため、以降は建玉を維持する場合年1回の乗り換えが必要になります。
くりっく株365の利点の1つは金利コストが安いので長期で建玉を保持できることでした。
店頭CFDなら金利に2-3%を業者の取り分として上乗せするので長期保有には向きません。
くりっく株365の日経225なら2016年2月に金利コストが発生して以来丸5年間1円たりとも取られていないという素晴らしい商品性があります。
この指数は日経225に連動して投信のような信託報酬もその他コストも掛からず配当相当額も貰える訳だから丸5年ホールドしていれば保有コストなんてゼロですから夢のような商品でした。
(掛かるコストは売買時のスプレッドと手数料だけでどんな低コストのインデックス投信にも負けなかった!?)
今後は年1回のリセットが必要になるのでくりっく株365でこのような運用は出来なくなります。
(手数料が落ちずに儲からない長期保有を塞がれたという見方もできますが?)
売買コストが年1回必ず発生することよりも、年1回損益が必ず確定するデメリットの方が大きいでしょうね。
日経平均を3万円とした場合に1枚持つと建玉は300万円で売買コストが往復で0.1%でも3千円ですから、年1回の乗り換えコストを0.1%に抑えるのは難しくなさそう。
ということは、金利コストがゼロなら年間0.1%程度のコストで保有し続けることは可能。
海外指数は日経ほど金利コストも絶対的なゼロとはなりませんが低金利の好環境にあります。
月次だとブレも小さくないのですがリセット付き新商品の1月金利相当額を建玉1枚価格で割ると、ザックリで年間推定金利コストはNYダウ0.56%・独DAX0.04%・英FTSE0.53%程度になります。
建玉を長期保有しても痛くはないレベルと収まっていると言えそうです。
これを機に投資家の中でもくりっく株365の利用を止める判断をした人も少なくないと思いますが、それは儲からない業者側も同様でマネックス証券は既に新規口座受付を停止して新商品は上場させずに旧商品が決済期限を迎えればサービスが完全終了です。
これで大手・準大手と言えるネット証券でくりっく株365を取り扱うのはSBI証券・auカブコム証券・岡三オンライン証券程度でしょうか?
それでもSBI証券などは独自のくりっく株365スマホアプリをリリースしたり手数料還元キャンペーンを行ったりと積極姿勢を示しているように見えます。
全員決済要で大量の乗り換え需要が発生する2-3月で手数料ゼロにすれば他社から客を引っこ抜けるからね。
種々の問題や改善点はありますが商品性にはまだ魅力があるので、くりっく株365が発展していけるように取引も盛り上がって欲しいですね。
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くりっく株365で建玉を似非長期運用するなら手動ロールオーバーの期限が迫る!
