2022年12月18日

新拡充NISA決定!「つみたて」が軸で一般NISAを取り込み一本化って詭弁は何なん!?

12月16日に「令和5年度税制改正大綱」が公表され、2024年からの新拡充NISAが決定しました!
さんざん報道されているし、内容を他に割きたいので既に概要はインプットされている前提で進めます。
(概要は楽天証券の纏めているページがわかり易いのでまだあやふやな方をそちらで確認下さい。↓)
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20221216-01.html

NISA4回シリーズみたいになってしまいましたが、自慢ですがリーク情報を基にした前3回でNISA概要を浮き彫りにした私の推測はほぼほぼ当たりました。(笑)

何か外れや誤解があったかと振り返ると1点だけ。
売れば投資枠復活は「成長投資枠」(一般枠)限定ではないかと予想しましたが、そのような話は出ていないので「つみたて投資枠」にも共通で適用されそうです。
確かに生涯枠となれば金融庁指定商品であるeMAIX slim等でも50年後に存続しているかは不明であり、利用者の意思によらず売却する必要が生じた場合に「つみたて」だけは枠没収という訳には行きませんね。
細かいところまで含めて共通の枠復活ルールなのか?つみたての思想信条や信仰に反する行いとなる積み立てて1年後に順次売却していくとか懺悔なしで許される制度なのかは知りませんが!?

生涯枠2000万円もありは的中しませんでしたが、1800万円なら当たりの枠内ですね。(笑)
生涯枠が両枠で個別に設定されるのもピンズドで予想しましたし、ロールオーバー不可で旧一般NISA軍には何の恩恵もなく(旧制度のたかが最大5年の非課税期間が終わるまで併用可なんて当たり前)、旧つみたて軍で2018年から満額で始めた利用者が6年間で240万円の簿価を新制度と並行しながら20年非課税の利を得て勝ち組となることもピンズドで予想した通りです。

えっ、お前の自慢はわかったからもういいって?
さて、新拡充NISAは公表前のリークも含めて多くの報道機関が速報した訳ですが、首を傾げる表現が複数の機関でキャンペーンのように繰り返されました。

新たな制度は「つみたてNISA」を軸として「一般NISA」はその一部機能として残し取り込んで一本化する・・みたいな?

この詭弁は内容が明らかになるつれて減ったので報道機関の意思ではなく、言われたままを特に経済やNISAに疎い読売等の一般紙が伝書鳩で報じたのだと思いますが、誤解を招くわかりにくい表現ですべきではないですね。
何故どちらかが軸であると言わないと気が済まないのか理解に苦しみますが、絶対にどちらか選んで答えろと言われればどう見ても新拡充NISAで生涯枠の2/3を与えられている成長投資枠(旧一般NISA)が軸です!

詭弁のロジックはこうなります。
そもそもNISAの主軸はできれば消えて欲しい悪の「一般NISA」ではなく「つみたてNISA」であーり信ずる者は救われるのです!
国民全員を入信させることは強制でなく正義であり我々の使命なのであーる!
生涯枠1800万円の全てを「つみたて」に使うことはできるが、「成長投資」は最大1200万円なので、「旧つみたてNISA」が「旧一般NISA」を取り込んで吸収したのであり、勝利して王者に君臨したのは後から誕生した正義の官製「つみたてNISA」なのであーる!
これは詭弁ではなく正義だー!

この一派は一体何と戦っているのでしょうか?(笑)

事実はこうです。
一般NISAは商品選択や投資手段も比較的自由な枠なので、金融庁が指定する商品を積み立てでしか買えないという不自由なやり方で一般NISA枠を使う自由もあります。
非課税期間が恒久化されれば自由な一般NISA(全部)が不自由な積立NISA(一部)を完全に包含することになります。
更に併用化となれば一般枠1200万円分も使って生涯枠1800万円全てを金融庁指定商品に充てて毎月積み立てる不自由さを選ぶのも利用者の自由になります。

それを一般枠で行うのか?使わない一般枠分をつみたて枠に加算して拡大させ「つみたて口座」一本で1800万円の生涯枠を使えるようにするのかなんてテクニカルな問題であって、制度のコンセプトとは関係なく〇ッソどうでもいい話なんですよ。

シンプルにわかりやすく国民に説明するためにはこう言うべきですよね。
「成長投資枠」(1200万円)と「つみたて枠」(600万円)は新NISA制度の両輪であってどちらも等しく重要です。
尚、「成長投資枠」も「つみたて」に使い積立だけで1800万円枠に拡大することができる柔軟な設計でもあります。
国民の皆様のライフプランや考えに沿って資産形成の為に有効にお使い下さい。

せっかく良い制度になったのに内輪の論理や保身や都合でわかりにくい変な詭弁を吹聴するのはお止めになった方が宜しいかと。
「つみたて」が「一般」を吸収して取って代わるという野望と愚かな狂信は敗れ去ったことを認めて、偏った意見だけを取り入れてどこを向いて誰のため何のために作ったかわからないバカげた二階建てNISAが没にされて恥をかかずに済んだことに感謝して、新拡充NISAを全国民のためになるように自分の立場と役目を正しく認識して一宗派に過ぎない「つみたて狂」ではなく「NISA教」の布教に努めて頂きたいものですね。
今回の新拡充NISAにおいても監督官庁の努力尽力を否定するものではありません。

新制度施行までまだ1年あるので他人の言論に惑わされず、自分にとって有効に使う方法をゆっくり考えられますね。

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posted by 韋駄天太助 at 11:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 全般共通 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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