しかし、週末はUBSによりクレディスイス買収が発表されたことにより過度な懸念が後退して、週明けは米国株先物も上昇して始まり日経平均も小さな下落でスタートしました。
これにて金融システム不安が払拭されたとは言い難いですが、「彼岸底」のアノマリーとなるなら今週に底をつけることになります。
彼岸入りが18日なので週末クレディスイス買収のネタで底打ちとなってもアノマリーは外していないのですが、今週は21-22日にFOMCがあります!
ECBは先週クレディスイスの経営不安が高まっている状況でもインフレ抑制優先で0.5%の利上げを決定しました。
米FRBのパウエル議長は7日の議会証言で0.5%への利上げ再拡大も示唆しましたが、金融システム不安を受けて今週のFOMCでは0.25%の利上げに留めるとの予想が多数派になっています。
利上げ停止の予想もありますが、この場合はFRBが金融システム懸念を深刻に捉えていると受け取られ逆効果の株安となる可能性もあります。
逆に0.5%利上げとなればかなりのサプライズですが、金融システム不安よりインフレ抑制を優先するという判断をどう受け止めるかは難しいですが、普通に考えれば金融システム不安を軽視して増長させる判断と株安で反応しそうです。
つまり、利上げが0.25%でなければ何れも株安となる可能性がある、0.25%の場合に金融システム不安が落ち着いてアク抜け材料になるとも限らない。
ウン?ということは今週が底とも限りませんね!?
しかしながら、クレディスイス買収で一旦落ち着いたところに予想通りの0.25%利上げでジワジワと不安が解消されていくキッカケの週(=底)となる可能性はあります。
21日は日本が祝日なので薄商いを狙って海外勢がドル円レートに仕掛け的な動きが出て連動して日経平均も大きく振れやすくなりますしね。
さて、どうなりますか?

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