週前半はパウエルFRB議長が2月公表経済指標の上振れを受けて議会証言で利上げ幅再拡大もアリ!とタカ派発言をしたので市場は次回0.5%利上げを織り込み始めて大幅下落。
週後半はリーマンショック以降で最大規模となる(と言ってもリーマンとの比ではない中堅だが)シリコンバレーバンク(SVB)破綻とその連鎖警戒による大幅下落。
2つの異なるショックではあるけど決して無関係ではなく切り離すことも出来ません。
金利上昇がSVB破綻の大きな要因となり、SVB破綻は今後のパウエルFRBの利上げ決定にも大きな影響を及ぼします。
SVBの特殊要因や独自の不味さはあっても急激な金利引き上げが1中堅銀行を破綻に追い込んだのは事実なので、急激な引き締めにより生じたSVB破綻が今後の利上げにブレーキを掛ける要素にもなりえます。
先週の動きで確かになったのは米国株に「節分天井彼岸底」が来ていること!?
NYダウは2月初旬から中旬まで34000前後で横這い推移した後に下落しましたが先週の大幅下落で加速して32000を割れて引けました。
これは昨年11月3日に付けた32001ドル以来の安値です。
ナスダックは高値がハッキリしていて2月2日に付けた12,200ですが、これは2月3日の節分天井とほぼ一致しています!
ナスダックは昨年11月から年末まで下げ続けていたため年始からの大幅上昇を打ち消すまで下落はしていませんが、チャートは2月初旬から3月中旬までほぼ右肩下がりとなっています。
まさに「節分天井彼岸底」の動きとなっていますが、これが日経平均になると今年の高値は3月9日の28,623なのでアノマリーは本家の日本なのに全く当てはまりません!
米国は節分も彼岸も知ったことではないのですが、今年の彼岸入りは3月18日で彼岸明けが3月24日なので、日本独自の相場アノマリーでは来週に底が来るらしいです!?
さて、どうなりますか?

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