日本の代表的な半導体関連10銘柄によって構成される「Mirae Asset Japan Semiconductor Top 10 Index」に連動するETFです。
✓ 1日平均取引代金が1億円以上
✓ 時価総額が10億円以上
✓ 半導体関連事業の売上高が、企業全体の売上高に対して20%以上
を満たす時価総額上位10銘柄が組み入れられますが、日経平均株価も引っ張るような名前は聞いたことのある銘柄が並びますね。
このETFで特筆すべきことは低廉な信託報酬で税込0.11%!
グルーバルXは基本競合しないようなETFを出して低信託報酬は設定せずに稼ぐ方針です!?
このETFに似た銘柄で「グローバルX 半導体関連-日本株式 ETF」も出していますが、こちらの信託報酬はなんと税込0.649%です。
こちらは少し異なる選定基準で30から40銘柄を組み込みますが、上位10銘柄はとても似通ってます。
7月に日経半導体指数(30銘柄)に連動するETFが最安税込0.154%で登場しているので、銘柄数もほぼ同等で資産残高500億円を越えている「半導体関連-日本株式 ETF」は値下げせずに、今回出す「半導体・トップ10-日本株式ETF」で日経半導体指数連動ETF3本に対抗する狙いがあると思われます。
銘柄数が少ないほどコストも減少するはずであり、日経ブランドの半導体指数に対して(海の物とも山の物ともつかない!?)Mirae Asset指数ではより低コストを打ち出さないと立ち打ち出来ないとの判断でしょう。
グローバルXが低信託報酬で勝負するレア物のETFです!
でも、10銘柄程度なら信託報酬ゼロでSBI楽天なら手数料無料の個別株を自分で買えばええやんって思うやん?
ところがどっこい、半導体関連銘柄は値嵩株が多いので個人投資家にとって簡単ではありません。
【1位】アドバンテスト 91万円=9118円x100株
【2位】東京エレクトロン 220万円=22010円x100株
【5位】ディスコ 403万円=40300円x100株
【6位】レーザーテック 178万円=17835円x100株
※株価は11月14日終値ベース
上位10銘柄のうち、この4銘柄を1単元買うだけでも800万円以上の資金が必要となり、時価総額比や自分の好みの比率で組み入れるなら何千万円の資金が必要になります。
それを上位10銘柄10%前後の比率で代わりに買ってくれるのであればメリットが大きく信託報酬0.11%は全然高くないと見ることも出来ますね。
グローバルXなのでおそらく数千円の単位で282Aを買い入れできると思います。
30銘柄に分散させたいなら日経半導体指数連動ETFで良いと思います。
282Aはおそらく今後も大きく顔ぶれは変わらないであろう日本の半導体上位10銘柄に期待と信頼があって、資金的に自分で買い集めるのは厳しいので10個別株を信託報酬0.11%で数千円単位から代わりに買ってもらうというイメージで使うのが良いかも知れませんね。

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