全てキャッシュポジションに変えてしまったので日々の相場の動きを詳細に追っていませんが、今までのところ私の予想しなかった横這いの展開です。面白いですね。
キャッシュポジションに変えたのは、今はリスクが高いと判断したからですが、ポートフォリオを一から見直したかったのも理由の1つです。従い、直ぐには再エントリーするつもりはありません。
仮にこのままスルスル上がっていけばチャンスを逃すことになりますが、絶対それはない(と個人的に考えています)。
1つの指標、1銀行の決算値に一喜一憂する展開に見えますが、少し(いやかなり)市場は近視眼的になっているように思えます。日替わりで「サブプライムのリスク再燃」「市場に底堅さ」「サブプライム問題に免疫」と手の平を返すメディア・評論家の論調は疑ってかかりましょう。
私には短期予測は判りませんし然程興味もないのですが、サブプライム問題が結局米国・欧州の実体経済にどのような影響をもたらし、世界経済の実態にどのような影響を与えるかを考えることが中長期的には重要だと考えています。
リセッションに陥った場合当然日本は実態も道連れになると思いますが、新興国も株価としては道連れになると予測しています。
リセッションに陥る場合でもマイナス何%かは誰にも判らない訳で株価も織り込みようがない筈です。
昨年8月以降市場予想を上回って拡大してきたリスクが現時点で織り込まれ、これからスルスル上がって行くことは私には想像できません。
米国が利下げしても0%以下には下げられない訳で、リスクの拡大とその対応策の競争で、打ち手が遅れ策が尽きた場合をどうしてもシナリオに入れてしまいます。
悲観的過ぎるのかも知れませんが、スルスル上がってチャンスを逃しても、それはそれで勉強代だと思っています。
しかし、10年(数10年?)に1度あるかないかの面白い相場ですね。専門家は腕が鳴るでしょうね。