6月9日に東証重複上場したインベスコQQQの587Aですが、運用状況はどうなっているのでしょうか?
10万円持ってなきゃ買わせないのは個人投資家軽視?
587Aは1口から購入できますが、価格は概ね11万円台で推移しているので10万円未満では1口すら買えません。
日本でのマーティング不足なのか(と言っても米国の方が最低買付金額は概ね低いのですけどね)、機関を中心に個人も含めて大口だけを相手にしたくて敢えてこうしているのかは不明ですが、これは大きなマイナスポイントだと思います。
貸株金利はやはり付かない!
これは上場前から想定できたことですが、楽天証券で確認するとやはり外国籍ETFの重複上場である587Aには貸株金利が発生していません。
国内勢のNASDAQ連動ETFには最低0.1%の金利が常に発生しているので、この点も587Aのマイナスポイントになります。
1545ETFとの各種比較
587Aは東証分だけの純資産総額は開示してないのか情報が見当たりませんでした。
その他参考になるデータをNASDAQ100連動の国内勢代表として野村の1545ETFと比較してみます。(東証マネ部から拝借)
QQQ(587A) 野村(1545)
平均売買代金(直近90日) 11,593万円 142,032万円
スプレッド(06/30) 0.09% 0.08%
うーん、QQQの東証ETF版は売買代金が野村1545の1/10以下に過ぎません。
まだ上場したばかりであることを鑑みても差は大きく、いつかは本家QQQが追い抜けるのかも疑問ですね。
最低買付金額が大きく個人投資家が敬遠している影響も小さくないでしょう。
スプレッドは一応野村がその時点では勝っていますが、差はないと考えて良いと思います。
私が直近で587Aの板を見た限りでは、価格11万円台で売り買い共に1500口を並べて100円のスプレッドを形成していたので確かに0.9%程度ですね。
売り買い共に1.5億円程度は最狭のスプレッド内で吸収できることになるので、場中に成り行きで売り買いを出しても値が飛んでしまうことはなさそうです。
取引が1545ほど活発でなくても、常にマーケットメーカーが狭いスプレッド内で売買の相手になってくれる安心感はあると思います。
587Aはパフォーマンスで他を寄せ付けない強さは見せてね
ということで587Aの上場後2カ月弱では評価すべき点が多くないように思います。
うん、やっぱり本家QQQの東証版を第一に選択すべきだよねと背中を押してくれる材料は少ないと思います。
最低買付可能額を1桁下げて、せめて最低1万円台で買えるようにすることは必要でしょう。
やはり1年間のパフォーマンスを見たいですね。
日本人は基本的にブランド大好きですし、そこでさすが本家QQQという運用結果を示せれば国内勢ETFや投信から切り替える投資家も増えて来ると思います。
引き続き587Aのパフォーマンスはウォッチして行きたいと思います。


