ウォール(街)の中の懲りない面々:Money is my God!

経済産業省の北畑隆生事務次官が原油高騰に怒りを示し、ウォールストリートを批判しましたね。
 
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「怒りに近いものを感じる。何でも、もうければいいというマネー経済、ウォールストリート資本主義の悪い面が出ている」
ゴールドマン・サックスやモルガン・スタンレーが原油高は今後も続くと予測したリポートを公表後、原油が急騰したと名指しで非難。
片方で投資をしておいて(取引に)有利な情報を流す。(市場の価格が)しかるべき水準に収れんするメカニズムが機能していない」
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(時事通信より引用)

この発言に賛否両論あるでしょうが、私は北畑アッパレです。

彼らの魂胆については推測の域を出ませんが、日本の要人で米国(の民間企業ですけど)に対してこれだけはっきり批判できる人が他にいるでしょうか?

(私が米国人なら内容は別にして、日本人にもこれだけはっきり主張できる人がいるのかと賞賛しますけどね。)
 


推測の域を出ませんが、彼らのやっていることは仕手筋と同じである。
仕手筋は出没する場所をわきまえているから普通の人は被害を避けることができるが、表向き紳士面した金融マフィアはもっと性質が悪い。

投資家だけでなく世界中の人間を巻き込んで搾取している。

ウォール街ではないが、スイスの銀行が
2012年に1バレル500ドルを突破する可能性があるとレポートした。
素人意見では、これがまともな予測である筈がない。
UBSは
200ドルくらいで売り抜ける魂胆だろうと思われても仕方ない。(私が思っているだけですけど)

原油での投機が結果として世界中の人達の財布からお金を奪うことになることは、狡猾(じゃなかった)、頭脳明晰な彼らにわからないはずがない。

サブプライムで世界を不況に陥れるという罪を犯したことを反省せずに、原油・商品高を煽り演出するという罪の上塗りをして、世界中が悲鳴を上げているのに良心の呵責を感じないのだろうか?
(メディアはサブプライムの時も米国の金融機関の罪に対するバッシングが弱いと感じるのは私だけだろうか?メディアも商売ですからね。)

また、大きな天罰が落ちる前に良識ある人達が金融マフィアをしっかり規制すべきだと思う。
でなければ、世界中の人間が一部の人間の暴挙によりとばっちりを受けることになる。
 
勿論、全てが投機によるものではないことは理解しているし、個人投資家が生活防衛の為に資産の一部をコモディティに投資することまで批判しているのではない。

放置しておけば、北畑次官の言うようにウォールストリート資本主義により世界は蝕まれる。
だから、米国覇権失墜のシナリオは私の中で変わらない。
世界の為にはそうあるべきだから。

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