変化は偶然ではなく必要にして必然で起こる、と考えます。
(正確には必然で起こる場合もある。)
ファンダメンタル分析とも言えない太助流ハチャメチャ分析で今の相場を斬ります。
昨日上海株は6%上昇、香港H株も連騰しました。
これはNYダウが底なし沼に陥る恐怖に支配されている最中に起こりました。
NYダウの下落など知ったことかと言わんばかりに上昇しました。
NYダウは中国の景気対策を好感し6営業日ぶりに上昇に転じました。(勿論それだけが理由ではないか・・)
この動きだけを見れば完全に立場逆転です。
しかしながら、世界経済の浮沈は中国頼みと言われる現状を表しています。
一方、日経平均もダウ下落に反して踏み止まりましたが、理由は円安と中国と年金買いと株価対策などが言われており、ようやく通ったバラマキ給付金や休日千円ポッキリ高速走り放題が理由だという話は聞きません。
(バラマキより高速千円は自動車販売不振に少しは好影響があると思うのですが・・。だからと言って新車に買い換えようという人は居ませんけど・・。)
日経平均を救った一番大きな理由と思われる円安ですが、これがもたらされた理由はご存知の通り政局不安(というより先進国とは思えない低次元でしょ)とマイナスGDPです。
一昨日からまた政局不安を感じさせる大きなニュースが出てきていますね。
でも何故このタイミングで世界に日本売りを喚起する出来事が連発するのでしょうか?
もし日本売りが起こらなければ、ドル円は今頃80円を割っていたかも知れませんし、そうなれば日経平均は今頃とんでもないことになっていたでしょう。
絶妙なタイミングで変な理由で円安が起こり、結果株価は救われました。
それを私は以前カミカゼと表現しました。
NYダウにとってのカミカゼは中国になるかも知れません。
NYダウが米国内経済がボロボロで底なしに沈んでいく恐怖に陥った時に中国景気対策で上昇に転じたのは単なる偶然でしょうか?
偶然でないとしたら、これらの変化は未来のトレンドを表しているのかも知れません。
●内需拡大で大規模な対策を取る中国が上昇するのは必然。
●世界不況の元凶を作った米国に受難が降り止まず株価が下落するのも必然。
●象の歩みで変化を望まない日本が政局の失態による円安という滑稽な他力本願で踏み止まったのも必然?
(日本は何もしてないけど悪いこともしてないのに、米国より酷い目に合わす訳にもいかないからこんなもんでって感じですか?しかも、こんな理由がお似合いだろって感じですか?見えざる手よ!)
帝国は繁栄し、成熟し、奢り、傲慢になり、内側から壊れていく・・。
永遠に繁栄し続ける帝国など存在しないことは歴史が証明している。
中国の長い歴史の中では帝国として君臨した時代も長くあった。
我々は今大きな歴史のうねりを目撃しているのかも知れない。
大きな転換は1年で劇的に進むものではないでしょう。
しかし、その暗示はちりばめられていると思うのです。
日本の「因果応報」の未来とはどんな色だろうか?
大和魂を思い出して、少なくともファイティングポーズだけは取れよ、ニッポン!
[P.S.] 話半分で聞いて下さいね。
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