7月、今年の後半戦がスタート!&アジアの株式時価総額が14年ぶりに欧州を逆転!中国から目を離すな!

早いもので7月に入り今年も残り半年となりました。
簡単に今年前半と昨日を振り返ってみます。
 
1Qはまだ真っ暗闇の中で悲観論が渦巻いていましたね。
 
1月~2月はドル円が80円台を横這いで、70円台突入の円高悲観論の中でローマG7の酔っ払い大臣と日本の世界最悪マイナスGDPのお陰で(?)強烈な日本売りが始まり、90円台後半まで急上昇してその後80円台はお目に掛かっていません。
 
3月にはNYダウが6,500まで下げてやっぱり今年も駄目か底が抜けると多くが悲観に傾いた時に、いくつかの好転材料が出て反転急上昇となり一旦の大きな底を作りました。
「総悲観は買い!」という逆張りの教訓を体験することができましたね。
(私も3月の総悲観の中「悲観していない」と書きましたが、あの状況で買うのは勇気が要りますよね、)
 
2Qは順調過ぎるほど上昇を続けて、今度は多くが急激な上昇を疑う状況でした。
 
まさに「強気相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち・・」の格言の途中までを相場が演じましたね。
 
ただ、GM問題が決着した後6月上旬も上昇はしましたが、トレンドは続かず結局6月は揉み合いで終わりました。
 
私がこの半年で強く感じたのは、勇気を持って大勢の逆を行った者は利益を手にし、過度に安全を確認しようとした者は何も手に出来なかったであろうということです。(あくまで短期の話です。)
 


昨日は住宅指数が予想より改善したものの消費者信頼感指数の低下によりNYダウは下げて今年前半を折り返しました。
 
しかしながら、豪ドルも天井を抜けらず揉み合っている中、昨夜ランド円が12.5円の高値を付けました。
 
金利据置や貿易収支の改善という好材料も重なったのですが、ランドが買われ続けている状況はリスク志向はまだまだ強いのかも知れませんね。
 
チャートまで今年の折り返し地点にならないことを願います!?
 
 
さて、私が3月に悲観していないと書いたのは、アジアの株価を見ていて変化に気付いたからですが、NIKKEI NETにこんなニュースがありました。
—————————————————————-
世界の株式時価総額、アジアが14年ぶりに欧州を逆転 6月末
6月末の株式時価総額の地域別構成比はアジアが全体の3割強に上昇し、約14年ぶりに欧州を上回ったようだ。一方で株価の反発が鈍い日本の構成比は1割弱と、世界市場での存在感の低迷が続いている。
—————————————————————-
 
私が驚いたのは、14年前はアジアの方が欧州より大きかったの?と・・。
 
当時のアジアの時価総額は日本が引っ張っていたのでしょう。
 
アジアって曖昧ですけど、この統計ではアジアにオセアニアも含めていますし、欧州には中東・アフリカも含めています。
 
多分今後アジアが欧州に再逆転されることはないし、アメリカ大陸もそのうち抜くでしょう。(キッパリ!)
 
何故なら、アジアはBRICsのRICを含み、伸び盛りのアセアン諸国もあり、中進国の韓国・台湾があり、衰えた(キッパリ!)が先進国の日本もあり、この統計では資源・中進国の豪も含んでいます。
(あれ、ロシアはどっちに含めているんだろう?まあ、どっちでも大勢に影響ありません!?)
 
人口比率で言えば、世界の5割は軽く超えるでしょう。(もっと行くと思いますが調べていません。)
 
14年前にアジアの中心にいたのは間違いなく日本!
今、中心が移りつつある先は間違いなく中国・・。
 
また、中国に移りつつあるのはアジアの中心だけではなく、世界の中心かも知れないということ。(勿論、政治経済文化の全てではありませんが)
 
それを示唆したのが、今年前半の米国と中国の明暗だったのかも知れません。(既に両国でG2とも言われています。)
 
世界の勢力図はこの大不況を境に間違いなく塗り替えられるでしょう。
 
今年の後半も変化の予兆を見逃さないように頑張りましょう!
 
にほんブログ村 株ブログへ  [←参考になりましたら一押し。m(._.)m]

タイトルとURLをコピーしました