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  • 海外新興国の個別株投資はまだまだコスト高!為替手数料のボッタクリには注意!中国株はまだ恵まれていますね!? | 経済的自由の実践投資備忘録

    海外新興国の個別株投資はまだまだコスト高!為替手数料のボッタクリには注意!中国株はまだ恵まれていますね!?

    あまり目立っていませんが、SBI証券が11月30日からロシア株の取扱を始めました。
     
    実は既にロシア株を取り扱っていたユナイテッドワールド証券は12月9日付でSBI証券へロシア株取次事業の譲渡を発表しています。
     
    新興国に限らず海外個別株への直接投資は高くつきますが、提供する証券会社もボロ儲けという訳ではなさそうですね。
     
    今回SBI証券が提供するロシア株は48銘柄を揃えていますが、ネットでは買えずに電話注文のみの対応です。
     
    取引手数料は約定代金の1.26%(税込)なので、往復で約2.5%の手数料が掛かります。
     
    更に売却益が生じた場合は現地手数料として売却益の20%が引かれるようです。
    (これじゃあ、成功報酬をぼったくる特殊な投信と変わらない!?)
     
    配当金が得られるメリットはありますが、どうしてもガスプロムの株を持ちたい人やロシアの個別企業にやけに詳しい人でなければ、なかなか手が出ないでしょう。
     
    海外株の中でも新興国株投資で特に気をつけるべきは為替手数料です。
    実はここで一番手数料が掛かるケースも多いのです。
     


    SBI証券のロシアの場合、ロシアルーブルに片道8銭程度のスプレッドが乗せられるようです。
    (こう言われてピンと来る人はまずいない。)
     
    現在1ロシアルーブル=3.08円程度なので片道2.6%程度のコストになり、両替した時点で100万円が97万4千円程度に目減りします。
    (株式売買の度に発生する訳ではない。)
     
    新興国の投資信託は手数料がぼったくりだと言われますが(私も言ってますが)、それなりの資金で長期でなければ信託報酬年2%の方が安くつくことがわかると思います。
     
    ニュース証券は珍しくブラジル株を扱っていますが、手数料は約定代金の3.15%です!
    かつ、半年に1度0.15%の保管料を取られます!
     
    往復6.3%で年間0.3%の保管料を払ってまで、ペトロブラスやヴァーレの株を買いたい人がいるのでしょうか?
    (その分為替手数料はかからないのかな?・・詳しくありません。)
     
    これなら、絶対にADRでブラジル個別株を買った方が安くつきます。
     
    このように本邦投資家が新興国の個別株投資をするためには無視できないコストを支払う必要があります。
     
    どうしても個別株がよければ、銘柄は限られますがADRで投資する以外は検討する必要もないと思います。
    ADRなら、直接個別株に投資できないインドの銘柄も買うことができます。
     
    また、個別株にあまり興味がなく詳しくもなければ、投資信託やETFでも決して無駄にコストを払っていないことがわかると思います。
     
    こう考えると、BRICsの中でも中国個別株投資は恵まれていますね。
     
    為替手数料は香港ドルへの両替で片道1%程度掛かってしまいますが、売買手数料は大手ネット証券で0.3~0.5%程度ではないでしょうか?
     
    日本に近い金融先進地域の香港市場で中国株を取引できることは本邦投資家にとってのメリットだと思います。
     
    本当は日本に居ながら、投信やETFよりも海外個別株に手軽で低廉に取引できるようになるといいのですが・・。
     
    そんな時代は来るのでしょうか?
    来なければ、自分が海外に行けばいいのですけど・・。
     
    ネットでは投資家が国境を越えるのも1クリックですよ、国内証券会社・取引所の皆様!
     
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