年明け早々に世界的に相場は順調に上げていますね。
素直に喜ぶべきかも知れませんが、昨年のトラウマがあって、年始に調子が良すぎるとその後の失速も心配ですね。
卯年だし、途中で気を抜いて昼寝して年末には亀に抜かされるんじゃねえだろうな!と思ってしまう・・。(笑)
さて、新年ですし、2011年の当たらない相場予想(って程でもないけど)をいい加減にやってみます。
【全体感】
09年はリーマンショックからの大幅反騰、10年はその反動もあって停滞気味、11年は再度上昇に向かう年になるのではないでしょうか?
基本的に、リーマンショック前後で大きく変わった相場のトレンドが継続されて、二極化の傾向は継続するかも知れない。
(全ての市場が右肩で上昇する程、世界経済は順調ではない。)
【先進国】
米国に対して強気の予想が増えていますが、私は(一貫して)弱気です。
米国株が右肩でなければ、世界の株が揃って右肩上がりにはならないと思います。
米国は、やはり”Japanification”(日本化という意味の造語)を念頭に置くべきで、日本の失われた10年と似た軌跡を辿ると疑うべきだと思います。
資本主義の黒子であり脇役であるべき金融が、デカイ面して資本主義を愚弄したツケが如何に大きいかは日本が証明したはずで、米国はそのツケを長きに渡り払うことになると思います。
失業率は改善せずに、不動産価格は下がり続け、個人消費はなかなか上向かない状況が続くと思います。(株が上がるか下がるかはわかりませんけど・・。)
間違いが正される為にサブプライム・リーマンショックが起きたとしたら、米国がまた借金体質で過剰消費し世界はアホみたいに買ってくれる米国に湯水のごとく輸出して、世界経済が成長を続けるという持続不可能で歪な構造に再度戻ることはありえない!
欧州は今年も小国の財政問題・ソブリンリスクを中心に困難が続くと思います。
しかしながら、その続く先には同じ問題をより大規模に抱えている日米もある訳で、それが今年意識されればユーロはドルと円に対して強含むと思います。
ユーロが機軸通貨ドルの代替として好んで買われるタイミングがいつか来るはず。(今年かどうかはわからない。)
そうでなければ、通貨そのものへの不信任で金価格が大暴騰するだろうが、米国のソブリンリスクが強く意識されれば、とても金だけで吸収し切れない。
(勿論、ユーロが不安をある程度解消していることが前提だが・・。)
日本については、論じるに値しないってことでスルーでいいっすか?(笑)
今年も変わらず受け身で米国・中国・世界次第でしょうね。
日本の株価はこれにドル円レートを加味して決まるので、相変わらず日本国内は見る必要がない!
何度か書いていますが、大局的には資本主義と民主主義が今時代に問われているのだと思います。
20年前に共産主義と社会主義が問われて、そのシステムはほぼ崩壊しました。
それと何ら変わらず、お前らイロイロと間違ってねえかと今はカンチガイ先進国が時代に問われているのだと思います。
ソブリンリスクなんてものは、ウサンクサイ民主主義の欺瞞の吹き溜まり以外の何物でもない訳ですよ。
(民主主義は素晴らしいって学校で先生に習いました。答案にそう書いて○を貰いましたって、良い子にはわからないだろうけど!?)
私ごときに資本主義と民主主義というイデオロギーが正しいか間違っているかはわかりませんが、共産主義のように放棄すべきものではなく、大修繕して前に進んでいくことが求められているのではないかと思います。
(そもそも、”one of 動物”である人間ごときの集合体に完璧なイデオロギーがあるのか?如何に制度が素晴らしくても、不完全な人間が問題をもたらすことは不可避。)
従って、時代の変わり目において、間違いを長年罪重ねて、もとい、積み重ねてきた(←認めない人は絶対に認めないだろうけど)先進国の停滞は必然。
見て見ぬ振りして逃げ回っている、論じるに値しない国なんかに未来が築ける筈がない訳よ!(他力本願で根拠もなく神風が吹くのを待つのは、いい加減小学校卒業しろっつうの!)
そういう目で世界を眺めると、リーマンショック後に先進国の中で割と株価が好調なドイツはショック前にも後にも相対的に一番正しいことをやってきていると思いませんか?
「金融立国」と「ラテン系」と「ええじゃないか音頭」の先進国には期待できないかな?(笑)
まあ、当たるも八卦当たらぬも八卦ですけど、自慢じゃないけど私の大局観はこれまでもあまり外れていないと思うのだけど・・。
全然2011年の予想になっていませんが(笑)、長くなったので新興国についてはまた後日。
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