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    9.11から10年、3.11から半年。日米と世界の21世紀の未来は如何に?

    久しぶりに日曜朝8時の某局の某ニュース番組を見たら、9.11と3.11を絡めて何やら振り返っていました。
    以前は結構見ていた記憶があるんですが、近年ほとんど見ないんですよね、司会者もコメンテーターも高齢化して、明らかに高齢者からの視聴率稼ぎの内容に映ってしまって、個人的にはコメントが聞くに堪えないことが多くて。
     
    その後の爆笑問題司会の軽いノリの報道(?)番組も、既に終了したけど田原さんの濃い政治家つっこみショーも、見るに堪えないことが多くて、日曜朝にロクなニュース番組がなくて、見なくなってしまったな~。
    (日曜朝に限ったことではないのだけど。)
     
    今日もたまたま見たら、3.11に絡んでご年配の女性コメンテーター(どなたかも知りませんが)が、今の日本を憂えて「国の借金は何とでもなると思っているので大きな問題ではない。問題なのは日本をこんな社会にしてしまってそれを未来の世代に引き継いでしまうこと・・・」云々と如何にも優等生的な素晴らしいことを仰っている風で年配の視聴者の受けもいいのかも知れない。
     
    私に言わせれば、極めて無責任な発言で優先順位は逆である。
    国の借金をどうすれば良いか明確な答えを持っている人は1人もいないし、今の社会が酷いと認識できるならば、それこそ未来の世代に得意の丸投げスルーパスで解決を任せればよいことだと思う訳です。
    数字も出さずに計算もしないのに、根拠レスのフィーリング(?)でなんとかなると思ってしまうのが、この辺の世代の特徴であり、そりゃ国の借金が莫大な規模に膨れ上がった訳だと言いたくなってしまうが、言い過ぎだろうか?
     
    さて、9.11から丸10年が経過し、3.11からちょうど半年を迎えた今日、やっぱり絡めて話題にしない訳にはいきません。
     


    70年近く前に戦争を交え、その後同盟国となり、世界1位と2位の経済大国として20世紀の世界に君臨した日米両大国。
    日本は20年前に曲がり角を曲がり、米国も日本化して不景気が長期化するのではないかと疑われ始めているのが今だと思います。
     
    ニューヨークのテロから10年が経過したが、今米国と世界が苦しめられているのはウォール街が引き起こした金融テロの後遺症です。
    100年に1度なんて大袈裟で、少し大きめだが通常のサイクルの不況であると楽観的な意見も多かったが、私は一貫して金融テロのツケは大きく米国(&世界)は大きな代償を払うと述べてきました。
     
    大変な危機に際して、応急的に注射を打ちまくって、対症療法で薬を飲ませまくって、そのまま健康体に回復する訳がないって!
    沢山の副作用が現れてきたし、その苦しみから逃れる魔法はないし、今後も副作用が長く続くことは間違いないと思います。
     
    日本は3.11から半年が経ちましたが、私が住んでいる所も今日も揺れたし地震が日常と化しつつあり、またかと警戒心が薄れている感もあります。
    日経平均が震災の半年後に原発ショックの大暴落安値と同レベルに位置しているのは偶然なのでしょうか?
    (「放射能つけちゃうぞ」とかほざく幼稚園児並みの訳ワカラン還暦過ぎた大臣がいるからじゃないの!?)
     
    9.11から10年が経って、日米という世界で強固な経済大国の間に今や中国が入り込んできました。
     
    「たまたま」かも知れない9.11と3.11を絡めてイロイロとストーリーは作れるのですが、米国が国内を奇襲されたのは、
    1941年の真珠湾攻撃
    2001年の9.11テロ
    だけですよね。
     
    後に子飼いになった国による奇襲から、ちょうど60年後、かつ、21世紀に入ってすぐに起きた米国内での奇襲テロが9.11。
     
    将来振り返った時に、米国は20世紀の偉大な覇者だったが21世紀に9.11テロが起き、その後に世界を震撼させる金融テロを自らウォール街で引き起こし、その後は・・・、やっぱり9.11は米国にとっての世紀と覇者の立場の転換点として記憶されるのだろうか?
     
    日本にとって、3.11は20年の眠りから覚めるキッカケになったと、それとも・・・と将来振り返るのだろうか?
     
    確かに言えることは、パワーシフトによる世界の混迷の時代はまだまだ長く続くのは間違いないということ。
     
    えっ、「資本主義」と「民主主義」には輝かしい未来が約束されているだって?
    その傲慢で根拠レスな「信仰」が今の世界に混迷をもたらしたのではなかろうか?
     
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    コメント

    1. ヨーゼフ より:

      韋駄天太助様
       
      自分も日曜朝のニュース番組を以前は見ていましたが、もう何年も見ていません。それどころか、地デジに切り替わってからテレビそのものを見ていない。経済新聞とネットだけで十分なことに気がついてしまった。
       
      >国の借金は何とでもなると思っているので大きな問題ではない。
       
      せめて自分たちのばら撒いた借金は自分たちの世代で刈り取れよ。子孫につけをまわすなよ。
       
      >ウォール街が引き起こした金融テロ
       
      もしかすると、日本国債を大量に空売りすることも金融テロになるのかも・・・。
      「やってみたい、そして国債大暴落という名前のブラックスワンを降臨させてみたい」
      と、考える人がでてくるかも・・・。
       
      3.11は思うに「日本に対する止めの一撃」になってしまったのでは。本当は日本が変わるチャンスだったのに、この半年間の政治、マスコミ、国民、市民、有権者を見ているとそう思えて仕方が無い。変えていこうと思わないで、前と同じに戻りたいと思うだけ。
       
      でも資本主義はまだまだ続いていくのでは。苦闘の日々かもしれないけれど「明日は今日よりよくしたい」と思う人間の欲望が続くかぎり。(根拠レスなんだけども)

    2. 太助 より:

      ヨーゼフさん、
       テレビ必要ないですね。
      テレビの経済情報も質は高くないと思いますが、政治ニュースは輪をかけて酷いですね。政治家だけの責任ではないと思います。
       最大の金融テロは中国の米国債一揆いや一気大量売り浴びせではないでしょうか?
      戦争抑止力として働くので良いのかも知れませんが・・。
       >3.11は・・。前と同じに戻りたいと思うだけ。
      残念ですが、この半年ではそう思えてしまいますね。
       「明日は今日よりよくしたい」と思う人間の割合が高い国に投資するのが良いのかも知れませんね?

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