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  • 楽天が巨人に、新興ITが古豪新聞に、40代ミキタニが80代ナベツネに、平成が昭和に勝利した!? | 経済的自由の実践投資備忘録

    楽天が巨人に、新興ITが古豪新聞に、40代ミキタニが80代ナベツネに、平成が昭和に勝利した!?

    日本シリーズは楽天が巨人に4勝3敗で競り勝ち、球団創設わずか9年で日本一に輝きました。
     
    近鉄とオリックスの合併を機に参入して、1年目に年間38勝で勝率.281というチーム打率かと間違えるような戦績で1.5軍からスタートした弱小球団が9年目に成し遂げたことは日本プロ野球史に残る奇跡と言えるかも知れません。
     
    震災後の原発事故により関東で計画停電が行われる中、ナベツネは上から目線で東北と国民を勇気付けるという大義名分の下に「東京ドームは停電しねえ」と自粛なしの開幕を独りよがりに主張しました。
    当時も書きましたが、この人の頭の中では昭和40年代の日本人が愛した「巨人・大鵬・卵焼き」が今でも通用して、プロ野球を開催することではなく盟主巨人が勝つ姿を見せることで国民が励まされるとトンデモナイ勘違いをしている訳です。
     
    一方、「たかが選手」の楽天・嶋は震災後に地元ファンへ「見せましょう東北の底力を」と横から目線で語りました。
     
    ナベツネは伝統と格式の盟主巨人が新興弱小の楽天に負けるなど想像もしなかったでしょうが、その2年後の日本シリーズで巨人が負けて楽天日本一の引き立て役になり、結果として巨人が東北を大いに勇気づけたのはドラマであり痛烈な皮肉であり、もしかしたら因果応報なのかも知れない!?


    私は楽天グループも球団も諸手を挙げて賞賛するつもりはない。
    特にKスタ宮城の左バッターボックス後方のど派手な赤い看板は目障りでマー君の凄いピッチングも興ざめだし、過剰宣伝で客を引かせるのは良くない意味で楽天らしい。
    また、楽天監督が巨人相手の日本シリーズで見せた投手起用は昭和のド根性マンガ「巨人の星」だよ!?
    ゆけゆけマー君~ 今日もゆけ~(by 星野)
    (160球投げた翌日の連投を美談のように賞賛する「巨人の星」根性はもう止めようよ!)
     
    しかしながら、プロ野球の赤字は自社の広告宣伝費と考えるのではなく、パリーグで仙台本拠地という不利を跳ね返して球団経営の黒字を目標にしている。
    一方、全国的人気の巨人というキラーコンテンツを抱えて3大都市の東名阪に球団を持ち、既得権益にしがみついて努力しなくてもある程度収入を計算でき、歴史と伝統ある新聞社や電鉄が中心のセリーグ。
    プロ野球に参入する新興IT企業に「企業の格が・・」とケチをつける大新聞グループの会長がオーナーのジャイアンツが、たった9年で格のないIT企業にやっつけられたのも必然なのかも知れない・・。
     
    80代のナベツネと60代の球団社長が楽天オーナー40代後半のミキタニと40代前半の球団社長に負けたのだ!
    読売グループが楽天グループに、昭和の大企業が平成の新興企業に敗れ去ったのだ!
     
    田中投手はもう日本で投げていても楽勝でツマラナイだろうから、メジャー挑戦で頑張ってもらいましょう。
    田中依存度が強かったので楽天の黄金時代がやって来る訳ではないでしょうが、高校No.1左腕の松井もドラフトで採ったし、もう簡単にはお荷物球団に逆戻りすることはないでしょう。
     
    他球団が経営を学び参考にすべきは伝統と格式の巨人ではなく、球団経営素人の楽天が奇跡を起こした9年の軌跡でしょう。
    繰り返しますが(結構ド根性好きだし)何も楽天グループを賞賛する訳ではありませんが、球団経営のみならず企業経営も何十年の伝統や格式の昭和企業から学ぶべきではなく、楽天等の新興IT等のバブル崩壊後に成功を収めて急成長している平成企業に学ぶべきなのかも知れません。
    それは、そのまま人の年代にも当てはまるのかも知れない・・。
     
    今年の日本シリーズは単に弱小球団9年目の偉業という以上に、時代の新旧交代を象徴する出来事のように思います。
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