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  • インド株に投資したいなら国内ETFの野村NEXT FUNDS[1678]は最有力の選択肢! | 経済的自由の実践投資備忘録

    インド株に投資したいなら国内ETFの野村NEXT FUNDS[1678]は最有力の選択肢!

    世界分散型のインデックス投資なら投信に対する国内ETFのコスト的な優位性はなくなりつつあると以前書きましたが、個別国投資ではまだ国内ETFは有効活用できるという視点でインドを例に挙げて書いてみます。
     
    日本でインド株に投資したくても手段は限られます。
    一番低コストで基本となるのはMSCIエマージング指数等の新興国分散型投信(ETF)をベースにしてインドに投資すること。
    国別にコストが違う訳ではなく信託報酬0.3%台でインド株も買い付けてくれるのですから使わない手はない。
    MSCIエマージング指数でインドの構成比は約8%なので、100万円買えば内約8万円はインド株を買うことになるので、これで満足であれば信託報酬0.3%台の超低コストでインド株投資の出来上がりです!?
     
    しかしながら、エマージング指数ではシェア1位の中国が約25%と大きく、南アフリカがインドと然程変わらない高比率だったりと不満があり、インドへの投資割合を自分で調整したい場合があると思います。
    その場合に主な選択肢はアクティブ投信と海外ETFと国内ETFがあります。
     
    インドはどの手段でもコスト高になりがちなのですが、アクティブ投信は信託報酬2%前後なので第一候補にはならない。
    海外ETFはインデックス投信を買ってインドを少し増やしたいだけの人には敷居が高く、インドの場合は0.8%程度の信託報酬が掛かるのでコストもそんなに抑えられません。
    既に外国株やETFに投資している方で抵抗も敷居も感じない人には良いかも知れません。
     


    国内ETFでインド株価指数連動は、日興の「S&P CNX Nifty先物 (インド株式)」[1549]と野村の「NEXT FUNDS インド株式指数・S&P CNX Nifty連動型」[1678]があります。
    日興1549は先物連動ですが同じC&P CNX Nifty指数対象であり、信託報酬は日興1549がなんと税抜0.45%で野村1678が税抜0.95%とかなり差があります。
     
    日興1549は海外ETFよりも低コストであり、野村1678と0.5%も差があれば文句なしに第一候補だと思いますよね?私もそう騙されました!?
    更に野村1678のデメリットとして設定価格が小さすぎて目が粗すぎることが挙げられます。
    現在の価格は160前後を推移していますが、160から161に上昇する為には基準価額は0.6%以上の上昇が必要です。
     
    日経平均で考えればわかり易いですが、株価が0.5%(約100円)上昇してもETFの価格は動かないケースがあるのでは欠陥商品ですね。
    その点、日興1549は1500前後の価格なので0.06%程度の値動きが反映されるはず。
    1549より1678を選ぶ理由が見当たらない!私もそう騙されました!?
     
    20171106.png
    過去2年のパフォーマンスをくらべたグラフですが、一番上の緑色が1678で一番下の赤色が1549で真ん中の青色が参考で信託報酬2%程度のHSBCインドオープン。
    2年間なので信託報酬の差で1549の方が1%高いリターンを期待できるはずですが、結果は1678の圧勝!
    やっぱりETFの先物連動は信託報酬が安くても要注意ですね。
     
    私見ですが、インド株ETFは日興1549よりも野村1678の方が第一候補だと思います。
    目の粗さも0.6%程度はスプレッドコストとして普通だし、(説明が正確ではないけど)寄り付きの成行売買ならスプレッドも回避できるし、2年リターンが余裕でカバーしている。
     
    【教訓】ETFは信託報酬だけで飛びついて選ぶな!
     
    野村1678は税込みなら信託報酬が年1%を若干上回りますが、高コストのインドなら海外ETFと比べてもそれ程高い訳ではありません。
    もちろん、ETNですし色々とケチも付けられるし投資対象にならないと駄目出しする人もいると思いますが、ETFを選ぶ人なら自己責任で。
     
    願わくば、野村1678の信託報酬を0.2%値下げすれば海外ETFと遜色なくなり魅力が増すと思います。
    世界分散型では投信にコストで負け始めている国内ETFも国毎のインデックスなら対象投信はほとんど存在しないし、各国のインデックス指数を低コストで良い商品を取り揃えると国内ETF市場が盛り返す一助になるのではないかと思います。
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