世界の株式市場は素直に悲観を反映したようです。
NYダウ-4.7%、ブラジル-7.6%、日経-5%、香港-6%、上海-4%(アジアは現時点の情報)
私にとっても大打撃ですがこんなところで投売りはしません。
タイミングが良いのか悪いのか、中国が6年7カ月ぶりの利下げを決定しました。
この好材料がどの程度下げを食い止めるか注意していましたが、食い止めた形跡は見られませんね。(なければもっと下げていた?)
当然今後も利下げが期待できるし、更なる景気刺激策を中国は出してくるでしょう。
(あんたの国はナンボでもカードを切れるのだからとっとと切って下さいよ!)
米国が盛り上がらないのだから、中国が盛り上がらなければ世界の実体経済も株式市場も盛り上がりません。
誰も信じなくなってきたデカップリング論ですが、中国にはそのポテンシャルがあると見ています。
好材料がリーマンショックに掻き消されていると言えば、本日の豪RBA議事録。
「金融政策はしばらく、引き締め気味のスタンスが必要の可能性」と述べられています。
豪ドルが暴落した主要因は景気後退により今後段階的な利下げは避けられないとの高金利の魅力低下によるものではなかったのか?
何故82円台に突っ込んでいるの?
リーマンショックで投げが出て、好材料に全く反応していないだけなのかと思いますが、理解できません。
勿論、前回利下げ時から原油価格も更に下げているし、インフレ圧力が弱まり、金融緩和に動くとの機関投資家の読みがある(?)のかも知れませんが・・。
その原油価格こそが一番の楽観の芽ではないですか?
数カ月前の市場の最大の懸念は何でしたか?
原油価格は1バレル100ドルを割り込みましたよ。
(ユーロが連れ下げていないのも楽観の芽。)
その暴落の理由が景気後退懸念であろうが、インフレ低下に寄与することは間違いなく、何故株式市場は反応しない?
素人が単純に考えれば、
原油上昇→インフレ→景気後退懸念→株価下落→原油下落→インフレ低下→景気後退懸念低下→株価上昇
でしょうが!
原油下落が実体経済に好影響を与えないのですか?
その分が消費に回るし、企業もコスト減・利益増じゃないの?
なんか、今日は愚痴っぽくなってしまいました。
今の相場はファンダメンタルズを反映しないからだと言えばその通りですが、必ずファンダメンタルズは相場に反映さます。
勿論、今後更に1年相場が下げ続けないと言っている訳ではなく(そう考えている人は沢山います)、楽観の芽もあると言いたいのです。
ただ、多数派の意見に従うほど愚かなことはないと考えています。
原油価格が150ドル超えずに100ドルを割ることを予想できた人がいますか?
多数派の意見は2回裏切られています。(専門家で当てた人を私は知りません。)
自分の意見が多数派と正反対でも恐れることはないと市場は教えてくれます。
こういう状況になると、株をホールドしている奴は先の読めないバカだとの論調が必ず支配的になってきます。
でも、自分の判断もなく大勢(市場ではなく他人の意見という意味で)に従う投資家はもっとバカだと言いたい。
(不適切な表現ご容赦を。)
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
コメント
こんばんは!
運動会によるオーバーワークな体なのに、残暑の寝苦しさに窓開けて寝たら、喉が痛いです(>_<)。もう東北は朝晩長袖必須ですよ。豪雪地帯に棲んでいますので、これから夏に向かうNZ Lionさんがうらやましい虎穴です(^^ゞ
リーマンショック、そして地球を一周して、さらに二週目、ゆあ~ん ゆよ~ん ゆやゆよん――まだ揺れてますね。思っていた以上にセンチメントは悪いようで。円も上がって、債券も上がって、協調利下げの話もちらほら(-_-;)
とはいえ、メリルリンチとAIGの手当で当面の抑えは効いていると思いますし、たとえば3月と比べても、ドルが100円割れるという声は少ないし、原油価格も相当の開きがあるので、私としては、為替、株とも売買には実にニュートラルな心境です。
現在は小口の売り方ですが、早晩反転を確認したら、また買い方にスイッチします。去年8月と今年3月の経験と太助さんとの出会いのおかげでしょうか。あまり動揺がありません。なるべくS/Lに引っ掛からないまま、生き延びられますように(^^w)パンパンッと、それだけですね。
こんにちは!
リーマンショックは取り敢えず一周で止まりましたね。(全く油断できませんが)
昨年8月は地球を何周ぐるぐる廻れば気が済むんじゃあ!と膨らみ続ける含み損とともに見ていましたが。
市場もパニックに対する耐性がついてきたのかも。(個人投資家は開き直り!)
昨日の記事を書いていて、イカン、動揺が文面に表れていると思いましたが、虎穴さんをはじめ読者の方々の動揺が収まる効果があったのなら良かったです。
私も書くことで自分の動揺を抑えられていると思います。