ブラジルのルラ(ルーラ)大統領が当国を訪問した英ブラウン首相との共同会見で以下の発言をしました。(AFPより引用)
「今回の危機は『青い目の白人』による無分別な行動が引き起こした。危機が起こる前、彼らは経済についてすべてを知っているかのように振る舞っていたが、彼らは何も知らないことが露呈した」
「これは事実だ。世界の貧困層の大多数は、グローバリゼーションが引き起こしたそのような事態に一切関与してないのに、まず最初に犠牲者となるのだ」
まあ事実ですし問題発言とは思えませんが、隣に英国首相が居る共同記者会見の場でこの発言をしたのは、ルラ大統領は確信犯だ!
(勿論罪があるとの意ではなく肝が据わっているの意。)
これが英国で行われた会見だとしたら同じ発言をしたかは疑問ですが、ブラジル国民へのパフォーマンスのダシに英国首相が使われてしまったとも取れる。
パフォーマンスの意図はあっても、ルラの偽らざる本心であり叫びでしょう。
彼自身が無学の貧困層から這い上がって大統領まで登り詰めた叩き上げの人物である。
まさにBRICsと称される新興国大手のブラジルを象徴する人物である。
この発言がそれ程問題視されていないのは、先進国が新興国を舐められなくなって、新興国が力を付けて発言権を得たからだ。
中国の要人も似たような発言はしている。
俗っぽく言えば、「イギリスさん、コーヒー買って下さい」から「ブラジルさん、コーヒー売って下さい」へと力関係の逆転だ!?
(別にこっちはイギリスから買いたいもの何もないけど、売ってやってもいいよ・・。サッカー選手も買う?)
だから、爺7ではなくG20が必要なのですが、今回は面白そうですね。
基軸通貨の議論も含めて、新興国が世界のパワーバランスを揺さぶるか?
爺7に引導を渡せ、新興国!
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
「経済危機は青い目の白人の責任」と言い放ったブラジルのルラ大統領!G20は「会議は踊る」か?

コメント
おはようございます。
日参2日目でございます^^;
今回の《G20》は今までの”第1次ウィーン会議”と違って、激しいバトル(罪の擦りあいとも)が確実に行われると専らの噂でございますね!PIGSを抱えるEUと環太平洋連合との温度差、BRICsも一枚岩では
ない現状、マーケットに与える影響は、
想像がつきませんが、”プラザ合意”みたいな【トンデモ現象】だけは勘弁してもらいたいものです。(あり得ない、けど、この世界に『絶対』はない)
愚者の戯れ言、失礼いたしました。
See you tomorrow. (^^)/
そうですね、この世界に『絶対』はありませんね。
私も会議が纏まることを勿論望んでいるのですが、新興国応援団長としては反対に新興国が主張をはっきり述べることも望んでいます。
BRICsは一枚岩ではありませんが、資源外交を通じて中国・ブラジル・アフリカは緩やかに結びついていると思います。(中進国の豪も含めて)
新興国連合vs先進国の全面激突へ突入なんてことも考えられるかな~と。
(勿論今回のG20でも戦争という意味でもありません)
前回記事へのコメントも有難う御座いました。m(._.)m
疑問解消です。記事ネタに使わせて頂くかも知れませんが、ご了解ください。