中国株投資に関心はあるが、踏み出せていない人も多いかと思います。
そこで、今回はある程度投資経験はあるが中国株は初めてという方を対象にどのような手段があるかを説明してみます。
いやね、何故書こうと思ったかと言うと、FXのネット大手広告代理店(王様?)が今日のブログで中国株投資でCFDなんかを勧めちゃったりしているんですよ。
ど素人の私の目から見ると、この自称プロの言うことには笑っちゃうことも多いのですが、そりゃプロでも間違えることはあるでしょう。
でも、広告収入の為に初心者を騙すような情報を操作して伝えることを見過す訳にはいきません。
私が無理矢理CFDの代理店収入に結びつけるとするなら、ETFも国内上場でなければショートできないので、暴落時にはCFDでショートしてヘッジしましょうと売り込みますけどね。
「持続的な高成長」に投資したいなら、短期でなければバカ高いコストのかかるCFDを使ってはいけません。
(取引手数料0円のETFって匿名で訳のわからんことを言うな、代理店が!)
初めて中国株に投資する方は、まずどの市場(A/B/H株、米国ADR)に投資するかを決める必要があります。
この区別もつかずに投資してはいけません。
B株(外国人に解放された本土上場株)は、情報も少なく、扱う証券会社も限られ、コストも高いので真っ先に対象から外しましょう。
また、米国市場のADRに投資する方法も初めての方にはオススメできません。
既に米国株口座とドルベースの資金を持っている方で個別株にチャレンジできる方は検討しても良いと思います。
A株とH株が残りますが、H株を中心に考えた方が無難だと思います。
【A株に投資したい場合】
外国人が自由に買える市場ではないので、個人で個別株投資することは不可能です。
また、投資信託はH株連動よりも高コストなので、A株連動モノは購入してはいけません。
(情報に受身で自らは調べない人が代理店に騙されたり、宣伝にコストを掛けない低コスト商品に気付かないのです!)
A株投資は日本国内上場のETF2銘柄(1309or1322)に絞られます。
信託報酬も年間約1%で投信に比べれば低コスト(ETFとしては高コスト!?)です。
ただ、H株には投資せずに買いやすいという理由だけでA株ETFだけを中長期で持つことはオススメしません。
(中国国内個人投資家の動向に大きく左右されるため)
【H株投資が王道!】
中国株投資と言えば、国際都市・香港に上場されているH株(中国本土株)をメインに考えるべきだと思います。
答えから言うと、オススメではありませんが一番安易で、かつ悪くない手段はH株連動の投資信託を買うことです!
(AとHの区別はつけて下さい。また、A/B/H全てを対象とする投信はなるべきHの比重が高いものを選ぶべし。)
BRICs投資信託の中で常時ノーロード(購入手数料0円)をネット証券で買えるのは中国だけなのです!
(三井井住友ニューチャイナファンド、三菱UFJチャイナオープン、他?)
国内でH株連動ETFはまだ(?)上場されていないので、海外ETFを買うためのコスト(為替手数料と売買手数料)を考慮すると、投資信託という選択肢は決して悪くないのです。
もう一つの方法は、腰を据えて投資したい方、個別株投資に最初からチャレンジしたい方、大き目の資金を振り分ける方向けです。
ネット証券に(香港の)中国株口座を開設して下さい。
為替手数料が片道1%程取られるので、売買の度に為替手数料のかかる口座は避けて(5往復したら資金の10%が為替手数料で消えます!)、香港ドルでプールできる口座を選んで下さい。
この口座を持てば、好きな個別株を選べるし、A株・H株連動ETFも買えます。(お望みならインド株ETFだって。)
5年間は円転しないと決めれば、往復2%の為替手数料も痛くはありません。(ドル安の方がよっぽど痛いっちゅうの!)
あまり纏まっていませんが、今回はこんなもんで。(それだけ複雑なんです)
イージーで悪くない方法は、H株連動のノーロード投信とA株連動国内ETFの組み合わせだと思います。
投資のプロの振りした単なる広告代理店には気を付けましょう!
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