ようやく調整らしい調整になってきましたね。(昨日で終了?)
今月NYダウは9000近くまで迫るものの、超えられずに8500まで調整しています。
このレベルって昨年10月から今年1月までの株価と同水準で、リーマンショックの底付近なのです!
ということは、まだまだ上昇余力はあり世界の株価は更に上に行く可能性は充分にあるのかも知れません。
私は5月から市場は下駄を履いているので深い押し目があると言って裏切られていますが、今程度の押し目を期待しているのではありません。
でも、買い圧力も強いからこんなもんですかね?
3月から下駄を履いていたのだが、ファンダメンタルが好転を続けたので下駄が下駄でなくなってしまったが、ようやく下駄が少し脱げた感じでしょうか?
米国の経済指標は強弱入り乱れるようになって来ましたが、悪い指標には素直に下に反応するようになってきました。
昨日は英国で5月小売売上高が予想(対前月:+0.3%、対前年:-0.4%)に対して結果(対前月:-0.6%、対前年:-1.6%)が大きく下回ったことでポンドが売られました。
私は米国の小売が崩れる(=個人消費が回復しない)と予想しましたが、英国が米国の先行指標となるでしょうか?
失業率上昇・長期金利上昇・資源高・過剰消費体質の反省(?x10)とその条件は揃っているように思いますが・・。
さて、5月までの上昇トレンドにも乗れず、GM破綻後の6月初旬も上昇を続けた相場を苦々しく見ていた方はチャンス到来と考えていることでしょう。
相場がイケイケの時は我慢することも重要ですね。
日経平均が10,000を付けた時にはアナリストから12,000という声が出てきます。
これって、ドル円が80円台を付けると70円・60円という声が沢山出てくるのと理屈は同じです。
どんな理屈かって?
簡単ですよ、ローソク足が下向けば下、ローソク足が上向けば上と予想(?)しているだけです。
アナリストの予想は基本的にデイトレ・スキャルビング予想(?)いや、予想ですらなく方向です!
サラリーマンアナリストの予想いや方向を真剣に聞いてはいけないのです。(アナリストに当てろと要求するのが間違い!)
アナリスト予想の正しい活用方法は、多くがまだまだ上がると言い始めたらそろそろ下がるかなと疑ってみることです!
日経平均が10,000を付けた時に売り推奨をしていた方もいましたが、私の知る限りサラリーマンアナリストではありません。
しかしながら、短期の押し目で終わり11,000を目指していくのであれば、(短期で500を取る気がないなら)売る必要もない訳で、自分で情報を集めた上で判断するほうがハッピーだと思います。
他人に依存しタダの予想に乗っかって損した時だけ文句言う奴は投資家失格です。
(いや、太宰治の有名小説のタイトルをくれてやる!)
誰も相場の上げ下げを正確に予想できないという大前提を忘れてはいけないと思います。
来週は米国の重要指標が目白押しですね。
23日(火):5月中古住宅販売
24日(水):FOMC、5月新築住宅販売、住宅ローン申請件数
25日(木):1QGDP確定値
25日(金):5月個人所得・支出
などがあります。
これらを通過して上行くか下行くかは誰にもわからないでしょうし、押し目を狙うなら分散して今日少し買いを入れておく(買いそびれを避ける)、来週これらの指標と反応を見ながらまた押し目を入れていく(買い急ぎを避ける)、かつ更に7月に買える資金を残しておくのが教科書的だと思います。
でも、教科書に従わないのも個人の自由だ!(はあ?)
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