先週末から今朝にかけて、ドル円が92円台まで円安になりましたが、理由の1つとして国債増発懸念が挙げられています。
ネガティブな理由による円安ですが、お蔭で日経平均は上昇するという日本特有の現象が見られましたね!?
新規国債発行額が50兆円を越え税収が40兆円以下に落ち込む見通しですが、個人で言えば収入の倍以上を支出して借金に頼っているが、返済する目処は全く立たないという状況だと思います。
全ての税率を仮に2倍にしても(地方税込みで所得税最高税率100%、法人税80%超)、まだ支出の方が大きいのです!
私は国会議事堂の前に消費者金融の看板を掲げてもらいたい!
「ご利用は計画的に!」
(いや弁護士事務所の電話番号を・・。返せなくなったら1人で悩まずまずは相談って、ちょっとブラック過ぎる!?)
09年度の利払い費は自民政権時の予算ベースでは9兆5千億円と見積もられています。
40兆円以下に落ち込む税収の25%程度が借金の利払いだけで消えてしまいます。(元本返済じゃありませんよ!)
個人でも無計画にカードのリボ払いを使っていると、いつの間にか借金が膨らみ、毎月の収入から必死で返済しても金利分しか返済できずに、元本は消えずにいつまでも吸い取られ続けて遂には自己破産になってしまう人もいます。
国のやっていることはこれとどの程度レベルの違いがあるのでしょうか?
藤井さんは「国債市場から信頼を失うと、その時が一番怖い」と発行額44.1兆円以下に抑えることを強調しましたが、国民新党党首の某大臣とは異なり市場原理をよく理解しているとは思う。
でもね、私はこの発言でも不満なんですよ!
藤井さんに言いたいわけではなくて、永田町・霞ヶ関全体なんですけどね、市場から信頼を失うから借金を抑えるという考え方はおかしいですよね。
問題は、誰がいつどうやって返すか見当も付かない途方もない借金に対して何故返済プランを示さないのか?
連帯保証人しか示せない(!?)借金を問題なしとどのように信頼したら良いのか教えて欲しい!
国民から集めた税金のうち、25%が利払いに廻って有効活用されない状況になっている時点で、国民をバカにしているか、それすらわからないバカなのかのどちらかだし、「コンクリートから人へ」廻せても今後も存在し膨らみ続けるブラックホールに税金を吸い取られ続けることになりかねません。
国民の票を失うことも怖いが市場の信頼を失うことも怖いので、その両者の顔色を窺いながら綱渡りをすることが政府のやることじゃありませんよね!
国民の御用聞きじゃなくて、国が返せない借金を抱えてでも自分さえ良ければいいとバラマキを求めるバカな国民がいるとするなら国が説明して説得すべきですよね!
未来の子供達に持続可能な環境を残すためにCO2削減25%の高い目標を掲げるなら、持続可能な国民生活のために借金も25%削減の極めて高い目標を掲げては如何でしょうか?
マニフェストを神聖化よりも、状況に応じて国民に説明しながら正しいことを選択すべきだと思います。
民主党に代わって、自民党時代の無能で無責任な借金経営も改められることを期待します。
国民の防衛策が、市場に参加して非情に徹して日本に鉄槌を下す側に立つことだ、なんてオチにならないように・・。
(希望と予想は異なる!?)
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