中国はモンロー主義を捨て正反対の過干渉大国になった米国と同じ路線を歩むのか?歪なG2時代に突入!?

孔子平和賞は痛すぎる・・。
 
ノーベル平和賞に対抗して急遽設立され、ビル・ゲイツやネルソン・マンデラ等の候補者の中から、中台間の平和に貢献した台湾の連戦氏が選ばれたそうですが、一応「全世界の候補者から選びました」みたいなスタンスを取っているからタチが悪い。
 
いっそのこと、世界ではなく中国にとっての平和賞に限定すれば良いのに、今回の茶番劇は中国がまだまだ発展途上国という一面も併せ持っていることを示していると思う。
(日本も深く影響を受けている儒教の祖である孔子は名前を使われ、何を思うだろうか・・?)
 
ノルウェーで行われたノーベル平和賞に中国は当然欠席だったのですが、各国に出席しないことを要望(圧力?)してなんと17カ国が中国に賛同したことは意外だったのではないでしょうか?
 
欠席国をざっと見ると、(反米感情が強く人権に疎い)中東・南米、(経済的に中国の影響が極めて大きい)アフリカが目立ちますかね。
 
特筆すべきは、ロシアとアセアンのフィリピンとベトナムも欠席したことでしょうか?
 
旧東側の大将だったロシアも今や政治的経済的に中国との力関係は完全に逆転したように見えます。
フィリピン・ベトナムも中国とは南シナ海で領土問題を抱えているにも関わらず(いや抱えているからこそなのかな?)、中国の経済的恩恵を考慮せざるを得なかったのでしょうか?
(今回はその是非を云々する意図はありません。)
 


中国は内政干渉されることを極端に嫌いますが、その代わりに自分たちも他国に内政干渉しないことを信条としています。
 
確かに尖閣問題にしても、彼らの主張は中国の内政に関わる問題なのでしょう。
中国は自らの利害関係の絡まないことに関して、口を出すことは確かにしません。
 
しかし、今回17カ国が中国の無理な要求に従った(?)ことで、もう俺達は世界でリーダーシップが取れるのではないかと天狗になってしまうことを危惧します。
 
19世紀では新興国・後進国だったアメリカもモンロー主義を掲げて、他国に干渉しないので米国にも干渉しないでくれとのスタンスを取り続けました。
 
しかし、その後超大国となる過程で世界のルールはアメリカのルールとばかりに振る舞い、他国の紛争にも首を突っ込む、軍隊も突っ込むで、世界一の大きなお世話の過干渉国家に見事に変身しました!?
 
中国の今の外交スタンスも米国のモンロー主義と被るんだよな~。
 
そして、10年単位か数年単位かはわからないが、確実にそのスタンスが米国のように変わって行くのではないかと・・?
 
ただ、歴史的に中国は繁栄の時期でも国の外に目を向けてこなかった伝統があるので、国内の繁栄は(手段を選ばず?)考えるが、覇権志向にはならないのかも知れません・・?
 
既にそうなっていますが、いびつな米中G2時代に突入していくのでしょうか?
 
米中の狭間でどうする、儒教(でがんじがらめの呪縛)の国ニッポン!?
 
まあ、そんな大局の話よりも、中国のCPI5%突破で年内に利上げがあるかないかの方が気になりますわね!?
 
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