ドルは買わずに金を売りまくる日本の一般大衆は相場師か?逆指標か?

金価格は22日に1900ドルの高値を付けた後、昨日は5.6%の急落を見せ1700ドル台まで調整しました。
ドル円は先週19日に75円台を付けてからも、76円台で推移し時々77円台に顔を出す超円高(?)が続いています。
 
金も円もドルからの逃避先として買われているのですが、そりゃ米欧同様に問題を抱える円よりはゴールドの方が急騰するのも頷けます。
予想通りですが、米国債格下げで世界中大騒ぎの後の日米国債格付け引き下げの無反応無関心っぷりは際立ちますね。
 
でも、随分高くなった円と金は今本当にお買い得なのでしょうか?
 
ドル円が100円・・90円・・80円と円高が進み、節目の大台を突破するたびに、金券ショップにドルを買い求める行列が出来たなんてニュースをやっていたような記憶があります。
ドルを買うなら75円はさぞやお買い得なのですが、海外旅行シーズンも重なって金券屋も品切れ状態などは起こっているようですが、75円で「こんなチャンスはない!」と行列が出来たというニュースは聞きません。(私が知らないだけかも?)
 
一方、数年前に買ったドルをまだ下がると予想して損切りの売りで金券屋に持ち込まれるケースもあるようです。
そりゃ100円で大チャンスと思って買った人も、25%安まで下がるとは想定しなかったでしょう。
(未来から振り返って、なんで100円で買ったのと突っ込むのは簡単ですけどね・・。)
 


ここから、投資に馴染んでいない一般大衆も75円まで来たら、チャンスと強気になるよりも、もうどこまで下がるかわからないという弱気の方が勝っていると読み取れるかも知れません。
 
さて、100円を割ってから強気に買い下がってきた大衆が損切ったりドルを買うことに恐怖を感じ始めたら、円高もそろそろ終焉の逆指標になるでしょうか!?
(私もそう言い続けて75円ですけどね[笑])
それとも、ミセスワタナベより金券屋両替素人の相場観の方が正しいのでしょうか!?
 
一方、ドル買いに弱気の日本の大衆が逆に超強気に出ているのが金の売却!
 
銀座の貴金属店では、大チャンスと8月は連日開店前から100人以上の行列が出来ているそうです。
奥様方が指輪をマネーに変えるチャンスは今しかないと目の色を変えて売りまくり、日本政府もドルは持ちすぎてるけど金は持たず、日本から流出した金を中国やインド等の新興国が高値でも喜んで買い集めているという状況です。
 
金の移転は、即ち国家間の富の移転を象徴しているのでしょうか?
中国やインドは高値を掴まされるのでしょうか?
 
短期的には5%の急落があったので、指輪を売ってウハウハで銀座の豪華なランチを食べた(かどうかは知らないけど)奥様方は相場師としてかなりの腕前ですね!?
 
しかし、中長期的にはどうなのでしょう?
ドル円はコメントしませんが、金はやっぱり長期では逆指標で、売らずにホールドが正解なのではないかと、金をびた1トロイオンスも持ってない私が売れない悔しさ(←ウソですよ)からポジショントークでほざいてみました!?
 
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コメント

  1. 一般の人と逆の行動をしたら儲かるって誰かが言ってましたね。
     
    本当にそんな行動になるのですね。
    金製品売らなくてよかった
     
    応援クリックさせていただきました

  2. 太助 より:

    トレードしないでFXに勝つ専業さん、
     ありがとうございます。
    しかしながら、コメント内容には問題ないのですが、情報商材を販売されているブログへのリンクはお断りしています。
    今後もコメント頂く場合は情報商材へ誘導リンクは貼らないで頂きますようお願いします。

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