リスク志向が止まらない!でも欧州債務危機アテネ発「火の車」リレーも止まらない!?

リスク志向が止まりませんね。
週明けの本日は、日経平均が9500円台に乗せ、ペッグ制かと思われた(?)ドル円まで79.8円をつけ、夢の(?)80円台復帰にもう一歩です。
 
1月の貿易赤字が大きいというネガティブな予測も背景にあるようですが、日銀の金融緩和に加え、週末の中国預金準備率サプライズ引き下げ発表もリスク志向に拍車をかけたようです。
 
ますますリーマンショック後の相場の動きに似てきましたね。
 
相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中に育ち、・・・。
まさにリーマン後と同じく、皆が騙されないぞと様子見している間にスピード違反で「懐疑の中に育ち」もう今更乗りたくないと思う高さまで気付いたら上がっている・・orz。
 
一方、アナリストが今度は持たざるリスクだの、この上昇に乗るべきだのとサルでも出来る順張り予想を叫び始める・・。
でも、そういう人に限って、たった1カ月前に2012年はリスク回避でキャッシュへの退避を自信たっぷりに勧めていたりする。(笑)
持つなと間違えた人が上昇を見て持てと叫び始めると、また逆指標かなと思ったり・・。(笑)
 
NYダウも先週末は13000ドルに到達するかに見えたが利確に押されて、12949ドルで引けました。
ダウはリーマン後の高値に挑戦ですが、ドル円も同様に大きな節目に来ていると思います。
 
ドル円が昨年7月に80円台から70円台に転落し、約7カ月間70円台で底値を這って来ましたが、今回80円台をクリアに抜けてしばらく定着できれば7カ月間に渡る円高なべ底が完成します。
 
さて、ギリシャ支援の承認は織り込まれているようですが、ギリシャ問題がこれで片付く訳ではないと思います。
 
また、欧州債務危機はアテネをスタート地点として、「聖火」ではなく財政「火の車」リレー(!?)がまだ始まったばかりであり、もう少し広く言えば、先進国債務危機が世界の直面する極めて大きな歴史的リスクであることには変わりないと思います。
 
短期的に相場は落ち着いても、VIX指数が跳ね上がるイベントはこれからも噴出するのだろうと私は思います。
 
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