やっぱりリスク回避が継続しましたね。
木曜日には、前日のFRB副議長の講演内容からQE3を(勝手に?)読み取り、また中国のGDPが予想を遥かに上回り9%に達するとの噂もあり、NYダウも13000ドル手前まで回復しました。
(でも、) 噂を信じちゃいけないよ~。
(上昇は)ああ今夜だけ ああ今夜だけ
(下落が)もうどうにも止まらない!?
実際に金曜午前に発表された中国のQ1GDPは予想+8.4%をしっかり下回り、結果+8.1%と中国の景気減速が確認されました。
まあ、これまで中国の経済指標は事前にリークされた数字と結果がピタリと一致することも多かったので、今回も噂を信じ過ぎましたね。
勝手にポジティブな噂を織り込んだ市場は逆のネガティブな結果を飲み込むために勢いよく下げる必要があります。
更に、6%近辺を推移するスペイン国債利回りと予想を下回った米4月消費者信頼感指数もリスク回避に拍車をかけたようです。
やっぱり、週末13日の金曜日も米中欧の三重苦に相場は振り回されました。
まあ、リスク回避とは言ってもまだまだ怖い感じはないし、Q1の相場が上げ過ぎなのである程度は下げるのが健全だとは思いますが、三重苦の中で上昇のキッカケは不健全な(?)QE3頼みとも成りかねません。
今週は噂を信じてどうにも止まらない相場でしたが、「狙いうち」で様々な懸念を払拭して「ああ蝶になる ああ花になる」と大輪の花を咲かせる日はまだまだ先か!?
米中欧の三重苦は継続中!噂を信じてどうにも止まらなかった相場!?
