明日から新年度入りですね。
早いもので2013年も4分の1が過ぎてしまいました。
キプロス危機も取り敢えず方針が決まって銀行も再開され大きな騒動にもならなかったので、一旦落ち着いたように見えます。
しかしながら、南欧の喜劇役者達(?)がまたびっくり仰天のセリフや演技をして、EUやロシアという一癖も二癖もある(?)脇役が絡んでまた大騒動となる可能性も否定できません。
今回の騒動が落ち着いても、金融と観光が取り柄のキプロスが片翼をズタズタにして(されて)今後どうやって食っていくかを考えると、先々も厳しい道のりが待ち受けていると言わざるを得ません。
EUにとってキプロスは0.2%の経済規模に過ぎず、蚊に刺された程度の痒みしか感じていないのかも知れませんが、マーケットがそのようには捉えなかったようにイロイロと象徴的な出来事であり、他人事ではなく未来を写す鏡なのかもと受け止めるべきなのかも知れません。
さて、イタリアでは先週末に行われた連立政権再協議が決裂したようです。
ナポリターノ大統領は再選挙に否定的でなんとか連立させたいようですが、遠い国の詳しくもない政治の話ですが「あのメンツで連立が纏まる訳ないだろ!」という感想しかありません。
トライはしたが結局再選挙というシナリオが一番有力ではないかと思います。
そのタイミングとベルルスコーニ右派と五つ星運動が票を伸ばして反緊縮・反EU政権となる可能性が高いのかが焦点になってくると思います。
今回のキプロス危機が直接飛び火しなくても、政治家の掲げる政策や国民の判断に間接的な影響は与えるでしょう。
ナポリターノ大統領の苦悩も大きいでしょうが、さんざん決められない政治で苦悩していたナポリタンの国はアベノミクスで株価絶好調ですけどね!?
新年度入りですが今週は、ナポリタンの国では新総裁を迎えた日銀政策決定会合があり、ハンバーガーの国では雇用統計の発表もあります。
ナポリタンのじゃぶじゃぶ金融緩和でアゲアゲか、イタリアからナポリターノの悲鳴が聞こえてサゲサゲとなるのでしょうか!?
明日から新年度入りだがキプロスからイタリアへと南欧危機は連鎖するのか?
