”Keep Loss”(キープロス)状態で右往左往したキプロス劇場もエピローグに近づいているのでしょうか!?
(”Cyprus”の英語発音は”サイプラス”言うてますけど細かいこと言わない!)
キプロスがキープロス国のままではデフォルトやEU離脱も懸念されましたが、ユーロ圏財務相会合はキプロスとトロイカによる支援合意を承認したようです。
詳しい内容や状況も現段階ではわかりませんが、ドイツ財務相が「キプロス議会の承認は必要ない」「ドイツ議会が採決する可能性あり」「トロイカが支援策についてロシア政府と接触する」などの発言をしているようで今後決定が覆る可能性があるのかないのか私にはわかりません。
支援の条件には10万ユーロ以上の預金に何十%かの課税をすることは盛り込まれた(=EUに飲み込まされた)ようですが、庶民の小口預金には課税なしとなりそうです。
さて、ベターな方法で正義は為されるのか?
ロシア富豪を中心にタックスへブン国に脱税やアンダーグラウンドのブラックなマネーを大量に預けていた左団扇の不届き者へ怒りに満ちた正義の鉄槌は振り下ろされるのか?
小口にも課税する当初案よりはベターでしょうが、10万ユーロ以上の預金にも何ら非のないマネーも含まれているでしょうが、ロシア人名義に制限する訳にもいかず仕方ないのかも知れません・・。
租税回避地にダーティーマネーを預けて安心していたのに、あれ不思議逆に何十%も課税されちまうパラドックスなオチは正義だろうか?
「事実は小説よりも奇なり」正義でしょ!?
キプロスがキープロスをロシアの出処不明マネーで埋め合わせて一件落着でこの問題はソフトランディングとなるのでしょうか?
ロシアの富豪以上に責任が重いのは、致命的なKeep Loss状態に陥らせたキプロス国家とキープロスの銀行であることに変わりはない・・。
更にその前にはギリシャとかウォール街とか綿々と繋がっている訳で、NYダウや日経平均の株価絶好調と平行して起こった、小さな島国の行き過ぎた金融資本主義による大きな爪跡を特殊な例外扱いしてはならないと思う。
マイナスインパクトはあっても、悪行から何年の時が経過しても、小国でも大国でも正義は為されているのだから・・。
ルールを無視して租税回避し自分だけが不法に逃れられると考えた者には、「天網恢恢疎にして漏らさず」で、ダーティーマネーを喜んで引き受けたキプロス同様に「残されているのは困難な道だけ」なのかも知れない・・。
コメント
いやはや、全く同感です。(^^
早速、株価は上げていますね。日本をはじめ先進国の好景気は2,3年続くだろうとの観測も聞かれます。まだ株やJリートは売らないほうがよさそうですね。
EU内で0.2%の小国だからと核実験をしているようでもあり、規模を無視できないイタリアやスペインに何らかの形で飛び火するというストーリーが展開しなければ良いですが・・。
2.3年後は読めませんが、アベノミクスはドッカーンと景気がいいですね。(笑)