利上げのFOMC後は晴れのち雨で原油安や日銀不発に振り回され年末へ!?

先週のFOMCでは9年ぶり利上げが決定されましたが、予想通りの内容であり既に充分に織り込まれていたことから、通常起こるネガティブな反応ではなく寧ろ不透明感の払拭を好感するように、NYダウも歓迎して上昇で引けました。
それでも歓喜ではなく若干の上昇で、全体的にはイベントを無風で無事通過したという感じでしょうか?
 
ところが、原油安は止まらずに翌日から2営業日連続で続落して週末のNYダウ引け値は1万7128ドルで2ヵ月ぶりの安値を付けました。
だらだら下げたダウと異なり、FOMC後に上へ下へと大忙しだったのが日経平均!
ダウが下げても続伸して、金曜日の場中に日銀のバズーカ情報が流れると瞬く間に500円上昇して高値19,869円を付け2万円台に迫りました。
 
しかしながら、バズーカが空砲と解釈されると今度はそこから900円の暴落を演じ結局18,986円で引けました。
2時間前に2万円を目指していた株式市場が1万9千円を割り込んで引けるってどういうことやねん?
あまりにも節操がなくカジノ的で伸るか反るかの日経平均らしい動きと言えばそれまでですが、世界3位の経済大国らしい落ち着いた動きが出来ないものかな?(それを言うなら2位も凄いから安心って!?)
 
更に週明けの今日はダウ軟調の影響も受けて一時は18,600円台の安値を付けましたが、そこから粘って18,916円まで戻して引けましたが若干の続落です。
 
うん?結局、市場はFOMCをどう解釈したの?
直後は間違いなく好感だが、晴れのち曇のち雨?
 
原油安継続の一因が利上げと言えばそうかも知れないし、日銀バズーカ不発ほど単純ではなくても米利上げをよくよく吟味すれば楽観してばかりいられないと、一晩寝て冷静に考えたら買いではなく売りだろという判断なのでしょうか!?
利上げは無風だけど投機筋に若干加速させる材料は与えたが他の理由により継続している原油安等の悪材料に市場が一時的に反応しているだけとも解釈出来ます。
(リスクオフの主要因が利上げとその間接的悪影響ではないという意味)
 
実際に利上げの影響が経済指標等に表れてくるのは数カ月後の来年だし、今年取引できるのは残り数日でやるのは微調整だけという人も多いでしょうね。
NISAの残り枠を使い切ったり、含み損益を吐き出して実現損益の相殺等、受渡日を確認して漏れなく行うことの方が先決ですね。
 
俺のポートフォリオは利上げする米国景気ほど順調じゃなくて出口に辿り着いてねえよと嘆き節が(自分も含め)聞こえてきそうですが!?
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