アノマリーに反し崩れ始めた12月相場! FOMCで一足早くサンタは微笑むか!?

9月末に17,000円を割り込んだ日経平均はその後順調に上昇を続け、12月1日には終値ベースで20,000円台を回復してしまいました。
専門家の皆様から年内にも年初来高値更新みたいな調子の良い話が出てきたら要警戒のお約束通り(?)に、以降は下落に転じ先週末は19,230円で引けました。
 
更にシカゴ日経225先物は18,680円まで下げて引けたので、来週はこの辺りで始値を形成して始まりそうです。
相変わらず逆指標は有効だし(!?)、崩れ始めると早いね日経は。
12月は堅調のアノマリーに反して何故こんなに下げちゃったのでしょうか?
 
専門家が2万円付けてブル発言をしたからという最大かもしれない(?)理由は置いておいて、天井を付けたタイミングはECBの追加金融緩和期待で独DAX等もブイブイ上昇している流れに乗っていたが梯子を外され(勝手に期待し過ぎで間違って上昇しただけだが)、ガックリ大失望で下落に転じました。
 
直近では6日続落かつ4日連続で6年10ヵ月ぶりの安値を更新し続け1バレル35ドル台を付けている原油先物価格が最大の波乱要因。
金曜日のNYダウが1.76%下げて日経225先物が19,000円を割り込んだのも原油安が大きいようですが、来週のFOMCを控えていること、米国の低格付け債券投信の清算がリスク回避を増幅させた面もあるようです。
 


というより原油安と利上げ観測で低格付け債券の損失が膨らんだので別個のリスクではなく、まさに現状を象徴している出来事ですが換金停止と清算は2008年以来ということなので、リーマンショックに始まった大規模長期金融緩和の出口直前で再び起こるということは何かを暗示しているのでしょうか?
 
中国景気懸念も挙げられますが、確かに上海株の異常なボラは落ち着きましたが底値から上昇したとは言えず、香港H株も9月末に底を付けて10月下旬までは反発しましたが以降はダラダラ下げて現状は底値に接近しています。
資源国を中心に他の新興国も9月の安値圏から浮上したとは言い難い状況で低空飛行なので、日経のように12月の下落が目立ちません。
 
さて、いよいよ来週は利上げ確定とも言われる15-16日のFOMCを迎えます。
FOMCが先かリスク回避が先か?
 
前回と同様に利上げ予想されるFOMCが近付くと、その前にタイミング良く(?)リスク回避の波がやって来ます。
前回は中国景気懸念で利上げ延期を決めましたが、今回は足元の原油安はあっても利上げが固いと予想されています。
前回の利上げ延期は相場回復のキッカケとなりましたが、今回もしサプライズ延期があればブーイング売り浴びせという逆の反応も予想されます。
 
リーマンショックから7年後にようやく辿り着いた出口からExitするのやはり容易ではなく激震があるのでしょうか?
それとも織込み済でスルーして他要因でリスク回避のまま年末を迎えるのか、予定通りの利上げ安心感で上昇に転ずるキッカケになるのでしょうか?
 
ちょっと早いですが、イエレンサンタからプレゼントが市場に大盤振舞いで撒かれてクリスマスラリーへと繋がるのか?
イエレンさん、サンタの格好は似合いそうだけど、さて結果は「福良か」となるのでしょうか!?
(ってオイ!FRB議長様にそんなことようイエレンな!?)
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