これに対するリアクションは、
@素直に景気悪化懸念でリスク回避と
A雇用悪化で利上げ延期連想によるリスク選好
という2パターンがある、というより2つがせめぎあって株価が上下に動く。
今回は下げたので@だったように思われる・・。
しかしながら、賃金上昇が予想を上回ったことで利上げが再度意識され株価の下げが加速しただと・・?
ほな初期反応はリスク選好で上昇せえや!
景気悪化を懸念しつつ下げ、利上げも遠のかないという矛盾するような悪いとこ取りでNYダウは雇用統計を織り込んで引けまでダラダラ下げたらしい。
これを受けて、週明けの日経平均は16,600円台で寄り付きました。
これで1月29日にマイナス金利導入というサプライズで放った黒田バズーカの発射台を完全に下回って来ました。
えっ、早くも黒田バズーカがマイナス逆噴射!?
これが言いたかっただけなのですが(笑)、先週月曜には17,900円台の高値を付けバズーカが1万8千円の壁を破るのも時間の問題かと思われましたが、北朝鮮の・・イカン例えが良くない(!?)、スペースXのロケット打ち上げ失敗のように急転直下垂直に落下して来て地中にのめり込んじゃったみたいな!?
日銀はベンチャー企業かよ!成功するまで何度も打ち上げればいいってか!?
まあ下げた理由は主に海外要因って言えばそうなのですが、それなら海外要因で下がっていた株価がバズーカで上昇するのがそもそもオカシイとも言える。
バズーカ発射直後は急上昇後にそれを全て打ち消す急降下でマイナスに沈んだ後に再度急上昇するというN字型の動きをしたと思いますが、一応気迷いを見せた分だけ市場は正気だったと言えるかも知れませんね。
一週間スパンで見ても同じような動きを見せて、ここから上昇すれば本当にN字型の回復となりますが、さて?
銀行が早くも定期預金を中心に金利引き下げに動いていますが、これも銀行だけではなく国民も利子つかないのに金溜め込まずに使って景気良くしろとの黒田さんの狙いだったのでしょうか?
う〜ん、日本人には効果ないような?
寧ろ金融に疎い一般国民に利子が減ったのは日銀マイナス金利導入のせいと知らしめて、庶民の反感を買って永田町を通じてプレッシャーが来て、マイナス金利拡大はとてもやりにくいムードになっていかないかな?
市場は全知全能でも効率的でもないので、雇用統計やマイナス金利の影響を直ぐには織り込んで動ける訳がなく、凡庸なる個々の参加者が勝手に買いだ売りだと判断して均衡した所で価格が形成されるだけで、その価格が正しいとか効率的とか特別な意味づけは必要なくてただ今そこにあるだけだと、今回の2つのケースで改めて思うのでした。
あら、こんなオチにするつもりじゃなかったけど、まあいいや!?

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