先週金曜日はNYダウが0.4%上昇して史上最高値を更新する一方、ナスダック指数は1.8%安で急落しました。
アップルの新型iphoneのモデム半導体はダウンロード速度が劣るとか、発売が遅れるとかの噂、
有名空売りファンドがエヌビディアは割高とするポジショントーク、もとい皆に教えて儲けさせてあげようと親切な(!?)レポートを出したとか
で該当個別銘柄が売られるのはわかるのですが、全面安という展開になったようです。
これで市場が悲観モードになればダウも売られて世界にも波及するのですが、一方でダウはイケイケで最高値更新しているので、単なるセクターローテーション?
ダウ30銘柄にもアップルやマイクロソフト等のナスダック4銘柄が含まれていますから、ハイテク銘柄の売りが相場の勢いを変えられない程強気と言えるのかも知れません。
でも、大した理由でもなく全面安となったナスダックの今後の動きには要警戒かも知れませんね。
異常なPERまで上昇した2000年のハイテクバブルとその崩壊の頃と現状を同一視は出来ませんが、やれAIだ!IOTだ!自動運転だ!ロボだ!ニューテクノロジーにより革命が起こる新時代だ!と持て囃されています。
確かにスマホの登場は人々のライフスタイルも変えたし、それを収益に結びつけてアップルは時価総額世界一の企業にもなったし、先進的なハイテク企業が時代を切り拓いて成長を続けることを否定するものではありません。
(その天才を失ったアップルが今でも先進的なのかは甚だ疑問だが・・。)
バブルではなくても過剰な期待が剥落してナスダックの変調から相場全体が崩れていくキッカケになる可能性はあるかなと?
今週はFOMCもありますが、急落後のナスダックの動向にも要注意ですね。
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今週はFOMCだが先週末のダウ上昇もナスダック大幅安に要注意!?
