auじぶん銀行で10月から「プレミアム金利優遇」年利0.55％だが条件クリアは？

auじぶん銀行が攻めに出ました！
10月1日から「じぶんプラス」の最上位である“プレミアムステージ”を対象に、円普通預金の金利優遇プログラム「プレミアム金利優遇」を開始して、円普通預金金利年0.21％（税引前）に優遇金利年0.34％（税引前）を上乗せすると年0.55％（税引後年0.43％）になります！

ゴールドステージ以下の場合は引き続き「auまとめて金利優遇」が適用されますが、こちらは従来と同じく計0.41％の年利なので、プレミアムの方が年利0.14％（税引前）分も高いので優遇は大きいですね。
普通預金で年利0.55％なら頭一つ抜け出した感じですが、個人的には秋から予定しているSBI証券との連携も見据えて、SBI新生銀行より更に有利な金利を提示して明確な差を付けることでSBI証券客の待機資金を獲得したい意図もあると推測します。

因みにauじぶん銀行の５年定期預金の金利は0.50％（税引前）に設定しているのでプレミアム金利の方が上回ります。
もう定期預金は不要ですね！？

これだけ優遇するならプレミアムステージになる条件クリアは大変なんでしょ？
いえいえ、じぶん銀行もアピールしているように「1000万円以上預けるだけで」クリアします！
しかも毎月20日時点の残高で判定なので預けっぱなしにする必要もなく、月１回の20日にだけ1000万円以上をじぶん銀行に置いておきましょう！
はい、シンプルですが誰にでもクリア出来る条件ではありませんね。

上記は特別条件ですが一般的な条件も用意されていて、６つのカテゴリでそれぞれに５つの条件をクリアすれば「プレミアム」になれます。
個人的には他行の同様なプログラムと比較すれば最上位を得るためのハードルはそこまで高くないかなと？
では、私が一番簡単にクリアできそうな方法をアドバイスしましょう！

【プレミアムステージ簡単攻略法！】
まず６つのカテゴリの内で「④エンタメ」はtoto購入や公営競技入金などが必要になり多くの人が避けたい項目と思われるので、これは最初から捨てます。
すると残り５カテゴリは全てクリアする必要がありますが、カテゴリの中にも複数の取引が用意されているので一番簡単なモノを選んでいきます。

①入金
じぶん銀行を給与・年金の受け取り口座にしても良いならそれでクリアしましょう。
これでクリア出来ない場合も「定額自動入金サービス」による入金があればクリア出来るので難しくありません。
取引の細かい説明はしませんが、他行から毎月１万円をじぶん銀行に取り寄せる設定をしておけば条件クリアです。手数料も無料。

②口座振替
電気ガス等なんでも構いませんが設定だけではなく毎月１度実行されることが条件です。
私ならauPAYカードですが、利用ゼロなら引き落しもなくカウントされないのでその点は気を付ける必要あり。

③キャッシュレス決済
このカテゴリが一番ミスしそうですが、スマホ決済でauPAYのみならずPayPayとFamiPayも対象で毎月１回１円以上のチャージでクリアです。
他にも「じぶん銀行決済」により三菱UFJeスマート証券や松井証券に入金してもクリアします。
でも、私もそうですがスマホ決済に月１回もチャージしないし、大手でないネット証券にも月１回入金するとは限らないので日常使いでは条件クリアしない可能性がある。
よって、判定最終日の毎月20日に確認してやってなければ無駄にチャージや入金するという作業が発生しそうです。（笑）

⑤資産運用
私は三菱UFJeスマート証券（旧カブコム）で「auマネーコネクト」を設定しているのでこれだけでクリアします。
この為に証券口座を増やしたくない人にとってもクリアは簡単！
「円定期預金残高1円以上」で条件クリアとなるので、１円を定期預金に預けっぱなしにしておきましょう。（笑）
また、SBI証券との連携が始まればauマネーコネクトと同様にこのカテゴリで新たな取引項目に含まれると推測され、それを待ってみても良いかも。

⑥残高
外貨預金とか仕組預金での条件もありますが、ここはシンプルに「総資産残高50万円以上」でのクリアを狙えば簡単かと。
正直言って、じぶん銀行の普通預金に置いておく50万円もないなら必死に条件クリアして年利0.55％を取りに行く必要もないかと！？

これで晴れて５カテゴリをクリアして毎月プレミアム優遇の年利0.55％が得られるはず！
毎月21日～翌月20日で判定になるので、10月「プレミアム金利優遇」開始に合わせてクリアするなら8月21日からの取引で準備始めて残高判定等は9月20日になりますね。

個人的には「③キャッシュレス決済」以外は特に手間も要さずクリアは容易です。
キャッシュレスも難しい訳ではなく、どうせ20日に一応残高は確認するのでその時にこの条件をクリアしていない月は無駄にスマホ決済にチャージしたりネット証券に入金してクリアしようかと。（笑）

「auまとめて金利優遇」とは異なり、必ずしもau経済圏に取り込まれなくてもクリアできる条件を用意されているのが“プレミアムステージ”で得られる「プレミアム金利優遇」の良いところですね。
auじぶん銀行に差を付けらてしまったSBI新生銀行（最上位ステージで年利0.4％）とMatsui Bank（無条件で年利0.41％）の対抗策もお待ちしております！