松井証券のMatsui Bankが本日から普通預金金利を0.41%(税抜)に改定すると発表しました。
昨年の日銀政策金利改定時から0.1%引き上げるケースが多く、銀行間の金利差はそのまま持ち込まれています。
公表済みだったauじぶん銀行は3月1日から「auまとめて金利優遇」の条件を満たせば0.41%、同じく公表済みだったSBI新生銀行は本日からダイヤモンドステージ条件を満たせば0.40%に引き上げています。
ネット銀行の普通預金に資金を置いておくなら基本的にこの3行から選んでおけば良いと思います。
私は3行に口座を持っていますが、条件として少しハードルが高いのはauじぶん銀行。
@証券口座との連携、Aau payアプリとの連携、BauPAYカードの引き落としという3条件をクリアする必要があり、使う予定もないのに金利目当てでクレカを取得したりすることを躊躇う人も多いでしょう。
SBI新生銀行はダイヤモンドステージをクリアする必要がありますが、これは以前よりハードルが低くなって既にSBI証券に口座を持っていれば簡単です。
以前は住信SBIネット銀行のハイブリッド預金を解除して連携させる必要がありましたが、今は単にSBI証券でSBI新生銀行の口座振替契約を申し込めばクリアできるように条件緩和されています。
ネックはauじぶんと松井よりも0.01%だけ金利が劣ることですが、仮に1千万円を預けた場合に年間1000円分(税抜)の金利差を大きいと見るか?小さいと見るか?
税引後なら約800円だし、俺の平均預け額は100万円だから年間80円?これでわざわざ他行に新規口座開設したり資金移すのは煩わしいと思う多くの人にとっての最適解はSBI新生銀行かも知れません。
条件面で際立っているのがMatsui Bankであり、口座さえ作れば無条件で0.41%の金利が適用されます。
勿論、松井証券の口座開設は必須になりますが、これもあってか松井バンク口座数は今年1月に10万口座を突破した程度です。
PCでログインする際には一旦証券口座を経由しなければならない一手間があることを除けば、使い勝手は住信SBIネット銀行と同じであり(何故なら住信SBIの1支店扱いだから)、私はMatsui Bankを高評価して重宝しています。
auじぶん銀行も条件をクリアしているので0.41%になるのですが、証券口座との連携が今一つであり、ほぼどこでもリアルタイム入金できる住信SBIネット銀行松井支店の方が使い勝手に優れます。
但し、今は金利面で頑張ってくれていますが、銀行業を始めて1年と少し経過しところなのでいつまでトップ金利を維持してくれるかには疑問がありますが、普通預金なので条件で劣れば他に移すだけの話ではあります。
その点、auじぶん銀行の方がauサービスとの連携による高金利は今後も死守してくれる可能性は高そうですが、こちらも証券会社(旧auカブコム証券)は手放したのでその連携による0.1%分だけ下げて来る可能性はありますね。
ということで使い勝手面も含めた私の評価は
MATSUI Bank0.41%(無条件!)
> auじぶん0.41%(auまとめて優遇)
> SBI新生0.40%(ダイヤモンド会員)
となりますが、ネット銀行の普通預金に資金を置くならこの3行から選んでおけば良いと思います。
(厳密には複数店舗を持つSBI新生はネット銀行ではありませんが)
年間1千万円を預けた場合に0.41%なら年間で4万1千円(税抜)の金利、月間なら約3400円(税抜)の金利が得られるので、普通預金なんてどこに置いても一緒で雀の涙という時代は過ぎています。
雀の涙程度の努力で(!?)ノーリスクで安全に得られる金利収入を疎かにしてはいけませんね。
2025年03月03日
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