リーマンショック1周年!徒然なるままに振り返る・・。裸で泳いだ自分の愚かさを忘れるべからず!

投資家のみならず世界中の人々にとって強烈なインパクトを与えたリーマン破綻から丸一年が経過しました。
 
ゴールドマン等のビッグネームに追いつけ追い越せと過剰なリスクとレバレッジを取った投機経営で自滅したリーマンブラザーズが、ウォール街から看板は消えても世界史にビッグネームを刻んだとはなんとも皮肉である!?(あなたが皮肉を言ってるだけでしょ!)
 
オバマ大統領は昨日ウォール街で演説し金融危機の再発防止のため監督・規制強化を急ぐ決意を示し「ここウォール街で、あなたたちには責任がある」と述べました。
 
エリート意識までミリオネアで何百億の報酬を得ている経営者や億円プレーヤー達の決して成熟しているとは思えないマインド(心)に大統領の言葉は響いたのだろうか?
 
またオバマは、金融業界の一部が「リーマンの教訓や回復の途にある危機から学ぶ代わりに、教訓を無視することを選んでいる」とも言いました。
 
この指摘は私も肝に銘じておかなければならないと思います。
 
人間が過去の出来事を忘れてしまうのは、嫌なこと辛いことをいつまでも覚えていると前向きに生きられないからだと聞いたことがある。
 


俺は記憶力が悪いと嘆く必要はないのだ!
 
そういえば、ノーテンキ、いや前向きな人は記憶力が良くなさそうな気がする!?
(いやいや、昨日は昨日、今日は今日と切り替えが上手いのだ!?)
 
私が一年前の悲劇、狂ったような暴落をあまり思い出さないのも、きっと嫌なことをいつまでも覚えていると前向きになれないからだと言い訳してみたり・・。(ウォール街とあまり変わらないじゃん!)
 
だから、1年という区切りで敢えて嫌なことを思い出して、将来同じようなことが起きた場合にどう対処するのかを考えてみることが必要なのだと思う。
 
実際の悲劇は10月だったが、株式の含み損は6割を超え資産は一時3分の1近くまで減少し、当時のFX3口座のうち主力口座がドボン!
 
レバレッジを掛けすぎたつもりはなかったが、マイルールを破って甘く見てストップを外したことがロスカットを招いた。
 
大暴落以降に株をホールド(塩漬け)したことは自分にとって間違っていなかったと思う。
何故なら、底に到達するまでに売ったとしても買い戻して3月以降の上昇トレンドに乗れたかは疑問だからだ。
 
問題は底で買う資金を残しておらず、ほぼフルインベスト状態であったこと。
 
私の株式評価額は大底から1年も経たずに2倍になったと書けば凄そうだが、大底で3分の1に減らしているので勿論まだ含み損です!?
 
インドを例に取ると、08年3月購入時の株価指数を、大底を乗り越えて一年半後の今はなんと若干上回るまで回復しました。
 
しかしながら、大底で評価額32%(含み損68%!)だったものが倍以上の評価額73%まで回復しましたが、損益0にはまだ遠く含み損はまだ27%あります。
(指数が上回っても回復していないのは、主にはインドルピーのレートが回復していないため)
 
新興国で固めたクレイジーなポートフォリオは暴落局面での影響も真っ青になる程クレイジーでしたが、その後の上昇局面でもクレイジーな上げ方なので、結果として現時点では間違っていないと思っています。
(世間の常識では認められないでしょうが、そんなことは私に関係ありません。採点するのはザ・マーケットであって世間ではない!)
 
と脈絡もなく振り返ってみましたが、リーマンショックで肝に銘じなければならない大事な教訓はウォーレン・バフェットの有名な言葉が端的に表現していると思います。
 
「潮が引いたとき、誰が裸で泳いでいたかがわかる」
 
そう、リーマンと一緒に裸で泳いでいたのは私です。
 
ど高い授業料を払って身をもって歴史的暴落を経験させて頂いたので、過去を美化したがる自分の悪い記憶力が忘却の彼方に追いやらないようにブログに残しておきます。
 
まだまだ含み損・実現損タンマリの皆さん、ゆっくり取り返していきましょう。
ウォール街のように貪欲でなければ、ウォール街の貪欲によりまた津波が起きても、Yes, We Can (swim)!
 
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