リスク回避の円高株安!?ギリシャ格付引下げなら日本は?&日本の3QGDPが年率+4.8%から+1.2%に大幅下方修正!

内閣府が本日発表した2009年7-9月期GDP2次速報値(+0.3%)は1次速報(+1.2%)から大幅下方修正となりました。
 
年率換算では+4.8%から+1.3%へ3.5%の下方修正です。
 
こんなに修正されるなら速報の意味がないので出すなと言いたくなりますが、02年の統計開始以来最大の修正幅だそうです。
 
国内需要も前期比+0.8%から-0,1%に下方修正されているので、内需回復なんて嘘っぱちだったということですね。
 
10-12月期は円高株安の影響も出てくるし冬のボーナス減で消費も期待できないので、V字からL字への回復か?(Lで収まれば御の字か!?)
 
 
米雇用統計の好結果にも関わらず、円高ドル高で株安の連鎖が起こっています。
 
●ドバイショックの蒸し返し、ギリシャ国債の格下げ等によるリスク回避の動き
●金・原油等の資源価格下落による資源国通貨・株価の下落
など様々な要因が重なっているようですが、今ひとつピンと来ません。
 


どちらかと言うと、
 
●今年最後の雇用統計が思わぬ好結果となり、今年の含み益が溜まっていた人達にとって利益確定の絶好のタイミングに使われたこと。
 
●金価格等はブイブイ上昇していたので、一旦ドルキャリーの巻き戻しが起これば、下がるからという理由だけで売りが膨らみやすいこと。
 
FRB議長が低金利は長期化すると言っているので、金からドルへのマネー回帰が中長期で続くとは考えにくい。
 
しかし、ドルキャリー全開時も円が買われて、リスク回避でも円が買われるんじゃ、いつでもどこでも円買いになってしまいます!?
 
今回ギリシャ国債の格下げをした格付け会社はフィッチですが、日本国債についても発行額44兆円を大きく上回れば格下げを余儀なくされるとの見解を既に示しています。
 
ということは、日本国債格下げの可能性は充分に高いということです!
 
ということは、日本売りの円安となる可能性は高いということです!
 
財務大臣が市場の信頼を失うから云々という前に、財政規律をどう維持していくのかを数字でキチンと示さなきゃ。
 
政府に1人でもこの借金は必ず返済できますと断言できる人がいるの???
 
市場の信頼を失うから国債増発を抑えるという考え方それ自体に無責任さを感じざるを得ません。
(最後の防波堤だろ!その前の防波堤は何なんだ?ない!)
 
前政権から負の遺産を沢山引き継いでいること、
財政支出と財政規律のバランスを取る難しい舵取りを初采配で求められていることは理解しますが、・・・
 
日本政府の綱渡りに注目です!
 
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