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  • 日本版ISAは非課税5年の最大枠500万円だが制度存続10年で恒久化の可能性も!? | 経済的自由の実践投資備忘録

    日本版ISAは非課税5年の最大枠500万円だが制度存続10年で恒久化の可能性も!?

    日本版ISA(少額投資非課税制度)に関して、政府与党の方針が15日に固まったようです。
    しかしながら、日経の記事を読んでも何を言っているのかよくわからない。
     
    書いている記者が理解しているのかと疑いたくなるが、早速複雑な制度が理解と浸透を妨げそうな・・。
     
    引用させて頂くと、
    ●適用期間を3年間から10年間に延ばす
    ●非課税投資額は従来の「3年で300万円」から「5年で500万円」に拡大
    ●非課税期間は10年から5年に短縮
    ●6年目には最初の年に投資した分に非課税の適用がなくなるが、制度は10年存続
    という方針で固まったそうなのですが、この制度を瞬間に一発で理解できる聡明な方はいらっしゃいましたか?
    3・5・10の羅列で何を言っているのかわからない!
     
    あくまで私の推測ですが、
    【投資可能(制度存続)期間】
    2023年末までの10年間(恒久化は見送り、つまり否定はせず可能性あり)
    【非課税期間】
    5年間
    【非課税投資額】
    500万円(年間100万円x5年)
    という方針かな~と?
     


    非課税期間は検討どおり短縮されたが、投資可能期間は検討以上の10年に拡大された。
    制度導入時の恒久化は見送りだが、10年間の実績を見て再検討され、2024年以降も継続され恒久化される可能性もある。(実際に、ネット証券のある社長さんは事実上の恒久化と受け止めているそうだ。)
     
    前回も書いたとおり、長期投資を促すとしながら非課税5年のみはデメリットだが、投資可能期間が10年に延びたことで「非課税10年」に近い運用は可能になるはず。
     
    最大枠500万円(100万円x5年間)をフルに使い切れば、1年目の100万円が課税となる6年目を前に売却すれば、枠100万円の空きが作られ6年目に再投資すれば実質10年非課税に近い運用となるでしょう。
    (5年間で出た利益は再投資できないのでその分は不利ですが・・。)
     
    更に恒久化されて、毎年元本100万円を5年間でローリングしていけば常に元本500万円に対する非課税枠を恒久的に持ち続けられる訳で、口座開設に住民票が必要で面倒くさいなんて理由で無視できるような小さな制度では断じてない訳だ!?
     
    税制全体での公平性という観点や、日本版401Kとの棲み分けや、税収アップのために証券優遇税制を廃するのに日本版ISA導入で税収ダウンの本末転倒にならないのか?なら面倒なことしないで10%優遇のままで良くね?とかイロイロあるのですが、
    投資家目線では、新たな制度がヘンテコでも出来る以上は有難く使い倒すのが国に対する忠義ってものでしょう!?
     
    断っておきますが、未だベールに包まれている(?)「日本版ISA」制度内容は断片情報を元に私の推測で書いていますので、正式に決定した段階でよーく確認する必要があります。
    私の現段階での評価は充分に使えそうな制度だと思っています。
     
    官製複雑制度をなるべくシンプルにビギナー・未経験者層に周知して、「貯蓄から投資へ」と「短期から長期へ」の大きな流れを作り出せれば、長期的な株高円安にも寄与して日本経済にも好影響をもたらすかも知れません。
    証券会社にとってもシステム開発コストを回収して余りあり、新規顧客獲得の武器になる魅力的な制度にはなったのではないでしょうか?
     
    制度導入まではまだ1年近くあるので、決定した内容をよく理解した上で使い方はゆっくり考えれば良いでしょう。
     
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    コメント

    1. mi-ko より:

      こんにちは。
       
      この時点でこの制度、私は理解できませんでした。日経の記事の引用を読んでも、太助さんの推測を読んでも。–;
       
      最近、証券会社からISA口座申込の案内が来始めて、やっと理解できました。(図とか見て)–
       
      で、もう一度こちらの記事を読み直しに来ました。太助さんの推測通りですね。パチパチ
       
      使えそうですが、移管はできない。
      毎年100万円をリスク資産投資する経済力はないので、口座開設したらまずは今持ってる株等(配当金のあるもの)を売って、即この口座で買い戻そうか。
      でも、手数料掛かる。あ、利益出てればこの時点で20%課税されるのか。
      軽減税率適用ギリギリで売って、ISA口座で買い戻す。その間の価格変動が危険?お正月は値下がりする傾向があるから大丈夫?
       
      ってたいした額でもないのに、色々妄想中。

    2. 太助 より:

      こんにちは。
      そうですね。新規で年間100万円の枠が余る場合は、既投資分をISAに切り替えたいですよね。
      含み益があれば、14年に入ってから価格変動なしで切り替えれば20%課税なので、13年末に10%課税で売るのが良さそうです。問題は仰るとおり年末年始で株価が大きく動く場合があることですね。
      含み損であれば、逆に14年に入ってから切り替えて実現損を出せば以降の20%課税分と3年間は相殺できるのでメリットがありそうです。
      まだまだ作戦を立てる時間は充分にありますよ。
      それと、証券各社がISAに相当乗り気で営業をかけて多分早期開設にはニンジンをぶら下げて来ると思いますが、1つしか作れないので口座開設先はギリギリまで決めない方が良いと思います。
      制度詳細不明で慌てる必要はないですからね。

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