長かったような、短かったような、あれから1年経ちました。
昨年3月17日の東京時間にナイアガラが発生し、ドル円は95円台を付けました。
今も似たようなレートですが、当時日本中が大騒ぎでした。
円高はまだまだ止まらないとの予想が圧倒的に多い中、95円台で底を打って円安に転じました。
当時はわかりやすい連動相場だったので、ドル円の底打ちと共にクロス円も株価も底を打って浮上していきました。
昨年と今年の共通点は、
●年明けからダラダラ下がり続けるベアマーケット
●円高予想が圧倒的で、60~70円台に向かう恐怖の中で裏切って円安に振れた
●楽観より悲観の方が強く、現在が底になると考える人は少ない
でしょうか?
1年経って光が射したかと言えば、寧ろ1年前の方が夕暮れで明るかったのかも知れません・・。
1年前より上昇しているのは不思議なドル円ぐらいではないでしょうか?
改めて思うのは予想なんて全く当てにならないということです。
特に皆が円高予想に振れた時にはあざ笑うかのように2回も円安に動きました。
ジム・ロジャーズの円高79円更新予想も今のところ外れています。
為替のファンダメンタルズに精通した「ミスター円」がFXをやっても、儲からずにロスカットかも知れません。
為替の短期トレードは知的よりも痴的の方が儲かるのかもしれません!?
(いかん、冗談通じない人には反感買いそうだ・・。)
さて、昨年の今頃と状況が似ているので、逆に不安になるかも知れません。
昨年3月で底を打ってから、初夏まで順調に推移したものの、10月には未知との遭遇が待っていました。
昨年3月にほぼフルインベストした私も凍死家と化した1人です。
だから、私も上昇には懐疑があります。
数カ月持っても、どうせ悪材料でまた底に向かうんだろ?と。
しかしながら、多数派がまだ底を打たないだろと思っているうちに底を打つのが相場だとも思うのです。
ウォーレン・バフェットでも大損失を免れなかった相場状況で、底を考えること自体が無謀なのかも知れません。
でも、昨年恐怖を味わった投資家はトラウマに囚われてはいけないと思うのです。
あれ以上の恐怖は来ないでしょう。(多分・・)
暖かくなって来ましたし、身をすくめて相場に怯えるのではなく、市場に預けたお金に利息を付けて返して貰う機会は窺いましょう!
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