トルコリラは中金利通貨へ?&大証FXが捨て身の無料奉仕&楽天証券の投信積立1000円はフレンドリー!

3本立て!
 
【大証FXが手数料をしばらく頂きません宣言!?】
私にはちょっと驚きのリリースを大証FXが出しました。
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当社は,取引所外国為替証拠金取引「愛称:大証FX」に関して,平成21年10月1日から平成22年3月31日までの間(※)の取引手数料(取引1単位につき20円)を全額割戻すこととしましたのでお知らせします。
今般の措置により,大証FXが,より一層多くの投資家の方々に,広く受け入れられることを期待しています。
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大証の苦境がよく伝わってくる文面だと思います。(受け入れられない現状をよく認識できていると・・。)
 
でも、驚いたのは殿様商売の取引所の腰が低いからではありません!?
 
<驚きその1>
これは利用者に手数料を割り引くと言っているのではなく、大証FX参加業者が本来大証に支払うべき手数料を期間限定で全額割り戻すと言っているだけです。
 
通常このような内容をリリースするでしょうか?
 
参加業者に割り戻すけど、ポケットに入れずに顧客に還元しろよとプレッシャーを掛けたかったのでしょうか?
 


<驚きその2>
取引所が1取引あたり20円を抜いていることを世間に知らせてしまって良いのですか?(私の認識不足で既に知られていること?)
 
これで、業者が手数料に1取引あたり何円を乗せているかも丸裸ですね。
くりっく365も似たようなものでしょうから、もう少し取引所取引の手数料を下げられるのではないかとの印象を持ちました。(平均で1取引100円程度に!)
 
何れにせよ、大元の大証が半年間無料でサービス提供すると言っている訳で成果が上がると良いですね。
リリースする目的は、顧客目線と同時に業者に新規参加を促す狙いもあるのでしょう。
 
大手の大和証券がくりっく365への参加を決めてしまったので、大証への参加意思を示したネット証券大手(楽天・カブコム・松井だったかな?)をしっかり取り込んで、かつ特色を出さないと厳しいでしょう。
 
【楽天証券の投信積立単位を1000円に引き下げはフレンドリー!】
楽天証券が10月中旬に投資信託の積立最低額を1万円から千円に引き下げます。
これって小売側で勝手に変えられるものなのですかね?(一部銘柄は対象外と注記がありますけど・・。)
 
例えば、毎月2万円を投信で積み立てる人はこれまで1万円x2銘柄しか買えなかったのが4千円x5銘柄という買い付けも可能になる訳ですね。
 
毎月1万円で10銘柄に分散投資なんて素晴らしいじゃないですか!
 
日本では投資は金持ちかギャンブラーのやるものと思っている人達が沢山いて、「貯蓄から投資」が一番必要な筈のお金に決して自由ではない人達が手を出しません。(自由じゃないから増やす必要があるのでしょうが!)
 
最低単位が下がることによって、貯蓄の代わりに投資してみようかと踏み出す人が増えればよいことですね。
 
【トルコリラが金利7.25%へ!随分かわいくなっちゃったね!?】
トルコ中銀が政策金利を0.5%引き下げて7.25%になりました。
南アフリカが7.0%ですから殆ど変わらないレベルです。
 
トルコ中銀の声明では、長期に渡り金融政策を緩和的に維持する、利下げ幅や期間は経済回復次第、と述べているのでまだまだ利下げは続くのかも知れません。
 
かつての17%の超高金利通貨も随分かわいくなってしまいましたが、南アランドほどの上昇が見られないのは金利の魅力低下も大きな理由であることは間違いないと思います。
 
実はトルコの株価は通貨との相関は崩れて大上昇していますが、マネーが債券から株価へシフトする動きも大きいのではないでしょうか?
 
私の関心事はどこまで金利が下がるかよりも、景気回復局面でかつてのような高金利まで引上げが行われるか否かですが、否であればトルコリラも大きな上昇は期待できないかも知れません・・。
 
経済が順調でも恒常的なインフレが収まって、比較的金利を低く抑えられる状況になれば通貨も弱くはならないと思いますが・・、読めない!
 
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