スペイン国債入札好調でユーロ買いも米国指標冴えずでNYダウは伸び悩み!?&カブコムがフリーETFの提供開始!

前回で貴金属ETFの現物交換対応に関して、カブドットコム証券が三菱グループであることの強みに触れましたが、タイムリーに次の三菱財閥これでもか戦略を出してきました!?
 
カブドットコム証券が今日から「フリーETF(特定のETFの売買手数料を無料とするサービス)」の提供を開始するのですが、対象銘柄は三菱UFJ投信の「MAXIS」シリーズ3銘柄
・トピックス・コア30上場投信[1344]
・日経225上場投信[1346]
・トピックス上場投信[1346]
のみです。
 
今後拡大するとは言っていますが、三菱系の運用会社がETF銘柄を増やさない限り難しいのではないかと思います。
 
証券会社にとっては手数料が落ちずに慈善事業になってしまうので、三菱のようにグループで利益が上がるか、運用会社から証券会社に手数料が払われなければ、やる訳がないからです。
(証券会社は東証・大証に多少なりとも支払いが発生するはず!)
 
この動きが広がるとすれば、野村グループがNEXT FUNDSシリーズを野村ジョイで購入する場合は無料にするなど対抗した場合は面白いと思います。
 


しかしながら、外資や独立系の運用会社と証券会社は蚊帳の外になってしまうし、大手の野村や日興もあまり派手にはやらないのではないかと推測します。
(そもそもETFを積極的に売りたいのかも疑問!)
 
そういう意味でも、再度、三菱グループの排他戦略恐るべし!
 
是非はさておき、日経225とTOPIXのETFをネット証券でいつでも手数料0で売買できるようになったことは短期派にも長期派にも大きなインパクトだと思います。
 
全体的にETFの運用会社が投資家の代わりに売買手数料を負担するという流れになっていく可能性はあるかも知れませんね。
(結局、投資家が信託報酬で負担するのですが・・。)
 
 
さて、相場の方は雨のち曇りですかね!?
 
昨日は懸念されたスペイン国債入札が順調だったことからユーロが3週間ぶりの高値を付けました。
 
ユーロ不安が和らいで株価も上昇するかと思いきや、NYダウは0.24%のプラスで引けたものの、ほぼマイナス圏で推移しました。
 
6月のフィラデルフィア地区連銀業況指数や新規失業保険週間申請件数が弱い内容となったからですが、前日の5月住宅着工件数も含めて米国の経済指標が予想比悪化を示すものが増えているようです。
 
引け間際にプラスに転じたのも、生活必需品と公益事業のディフェンシブ株に買いが集まったようですが、これは好感すべきことなのか!?
 
休み明けの中国もパッとしないし、最近の相場は日本の梅雨空のようで晴れ間が出たと思ったらいつの間にか雨ザーザーって感じですかね?
 
晴れていても、傘は持って相場にお出かけ下さい!?
 
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