トランプラリーにより米国株は押し目らしい押し目もなく右肩上がりの上昇を続け、NYダウは18,000割れから20,000近くまで急ピッチで上昇しました。
19,900に乗せた先週からようやく上値が重くなり横這い推移で明らかに20,000の大台が意識されているようです。
この5営業日は19900を境に行ったり来たりですが、年末も迫ってきましたね。
終値ベースの最高値が13日の19917、場中の最高値が14日の19966です。
いやー焦らすなー。2万の大台に乗せるのは年内かな?来年に持ち越しかな?
そもそも越えるといつどこで決まったのか?
これに似た状況をいつかどこかで見た覚えない?
もう何を言うかわかりましたね!?27年前の日経平均とよく似てない?(当時相場は見てないけどね!)
1989年の大納会に日経平均は場中最高値38,957円を付け、終値ベースでも最高値38,915を付けて取引を終え、ユーフォリアに包まれながら1990年を迎えたことでしょう。
誰もその時点ではバブルと認識していなかった絶頂は日本にとってあまりにも大きな転換点でした。
日経も4万円ピタリ手前なら面白かったのですが、それも強く意識したであろう39000円手前の史上最高値で89年末をフィニッシュして、年が明けた90年代に入ってバブル崩壊という「まさか」の現実に気付かされました。
まあ、当時の日本と今の米国では似てないっちゃあ似てません!?
現在の米国株の上昇には懐疑的な人も多いし、当時の日本のように信じて疑わない状況ではないし、PER等の過熱感も次元が違います。
しかしながら、89年と同じように「まさか」がいくつか起こった2016年を踏まえると、年末に大台の2万手前で横這っているNYダウが日本で起こった89年末の「まさか」にも重なって見えてしまいます。
こういう内容は時期的に年明けに書くのは避けたいので、クリスマス前のタイミングで懸念を書いておきました。
大規模な減税と公共投資をやると宣言して市場が素直に織り込めばそりゃ株価は上がるでしょうが、財源は明示されずに歳出のアクセル踏んでも思った程成長率は上がらず歳入も増えずに財政赤字は雪だるま式に拡大していくという「日本化」のリスクは米国にもあるのかなと思います。
12月30日にNYダウが最高値を付けるが20000は越えられずに年内を終えるか、それに近い動きになって、年明けにちょっとガラっと来れば面白

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