日本のゴールデンウィーク中にFOMCが開催され、4日に予想通りの0.5%利上げが決まりパウエル議長の「0.75%利上げは積極検討せず」発言を市場は好感して株価は大幅上昇で反応しました。
NYダウでザックリ言えば、発表前に33000で身構えていたところが1000ドル上昇して34000で4日は引けました。
市場は今回の利上げで0.75%も有り得るんじゃないか?なくても次回以降に加速するんではないか?と懸念していたのでパウエル議長は火消しに成功しました!?
めでたしめでたし・・・とは問屋が卸しませんでした・・orz。
3月同様にFOMCで材料消化して後は上げるだけと飛び乗った人はジェットコースターに振り回されることになりました。
翌日の5日は上昇分を完全に帳消しした上で更に下押しで33000を若干割って引けました。
6日の東京市場は前営業日の終値が2日付けなので、日経平均はアレFOMCなんていつあったの?という無風状態でしたが、GW中の相場は遊園地でシートベルトをしっかり締めないと振り落とされかねないジェットコースター並みに急上昇と急降下を繰り返しました!?
この理由については「1日経って冷静に考えるとタカ派姿勢は変わってないから」とか「0.75%を否定してインフレを抑え込めるのかと懸念」とか色々言われますが、ウーン勝手ですね。(笑)
いやー、市場って本当に「効率的」ですね!?
瞬時に織り込める程度の話だよなー。
根拠のない頑なな「信仰」は害悪にしかならないと思いますね。
では、利上げ幅が0.75%だったりパウエル議長が0.75%利上げ今後検討と発言すればインフレ退治を好感して上がったのか?
どちらにせよリスク回避なら1000ドル上がる理由は全くなく単なるノイズですね。
結局金曜日の雇用統計を経てもリスク選好は見られず今週もリスク回避から始まっています。
取り敢えずの焦点は11日の米国4月CPI発表ですね。
インフレ率の実績が高ければ今後の利上げも加速させて下げ圧力を掛ける予想で株は下がる、低ければ利上げ加速も和らぎ株もリスク選好となりそうです。
ナスダックは年初来安値を更新中だし、下押ししたら拾ってしばらく持ってれば儲かるような単純な相場とはならず難しい展開が続くかも知れませんね。
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5月のFOMCが本当にGWの相場ジェットコースター!?仮説は仮設に過ぎないのに?
