NYダウが先週も▲2.9%下落して8週連続の下落となりました。
これは世界恐慌以来の90年ぶりの記録だそうです。
うーん、この程度で90年ぶりと言われても若干の違和感はありますが、8週間の下げ幅は3600ドル程度で1割強の下落に過ぎないからそう感じるのかも知れません。
結局、ゴールデンウィーク中のFOMC後に何故か市場が好感した偽りの上昇の後もインフレを警戒し続けて米国株市場は下げ続けています。
先週金曜日のNYダウは辛うじて+0.03%の上昇で31,261ドルで引けましたが、ボラティリティは大きく場中には30,635ドルの安値を付けています。
あれれ、もう少しの下押してなんと3万ドル割れではないですか?
今週中に割っても全然驚きはないのですが、コロナショックとは違ってジワジワ攻めてくる感じなので、コロナショックと違って市場の急回復も難しいのかも知れません。
一方、3月上旬に25000円割れした日経平均の先週終値は26,738と年初来安値更新にはまだ遠い位置にあります。
インフレと利上げの懸念が世界トップレベルで小さいことも主要因となっているようですが、日経が比較的安定推移していることも世界株安の切迫感にかける一因かも知れません。
欧州も同様に米国ほどの下落とはならず、明らかな米国株安ですね。
ナスダックの下落も引き続きNYダウ以上に厳しいですからね。
毎年言っているような気もしますが、Sell in Mayとは本来6月以降の相場が弱いから5月の高値で売っておけという意味です。
それが5月は売られて安い or 暴落の月みたいな誤った捉え方をされてますが、今年は本当に誤解釈の通りになってしまいましたね。
売り時はGW中のFOMC直後(若しくは頭をくれてやってその前)しかありませんでした。
こうなったらNYダウの2万円台上等と思っているのも私だけではないと思いますが、まだ今後数カ月FOMCの度に下値を切り下げていく可能性もあるので値ごろ感だけで飛び付くのは慎重になった方が良いかも知れませんね。
なんせ世界恐慌以来の8週連続下落という未体験ゾーンです。
リーマンショックでもコロナショックでも使われたワードですが、今こそまさに「100年に1度」の珍しい事象の最中にあるのですから。
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NYダウ90年ぶりの8週連続下落で3万ドル割れも余裕で視野に!?
