auアセットマネジメントが5月31日から「auAMレバレッジNifty50インド株ファンド」の設定・運用を開始しています。
レバレッジ型にもかかわらず信託報酬は税込0.4334%に抑えられています!
この信託報酬はレバ2倍なのにインド株指数連動のインデックスファンドで一番売れている大和iFreeNEXTを下回っています。
auAMはレバ1倍の「auAM Nifty50インド株ファンド」を既に提供しており、信託報酬は現状最安となる税込0.297%です。
これは4月26日に引き下げられましたが、それまでの信託報酬は税込0.4675%でした。
もう気付きましたね?
レバ1倍を値下げしなければ、名前に「レバレッジ」が入っているかいないかの違いだけで同じ運用会社が提供するインド株投信でレバ2倍の方が安いという逆転状況になり兼ねなかったのです。
それ程レバ2倍を低コストで出して来たわけですが、レバ1倍を最安値に引き下げた理由は単に競合ファンドへの対抗だけではなく、レバレッジ投信も投入して双方を低コストで設定することで「インドファンド」の中でauAMの存在感を上げていきたいという戦略だったのでしょう。
因みにauAMはレバレッジ型NASDAQ100(レバナス)も出していますが、この信託報酬は税込0.4334%で今回のインドと同じです。
逆に言えば、レバ2倍インドをレバナスと同じ0.4334%で攻めた設定にしたいが、レバ1倍インドの信託報酬と逆転してしまうので、それならレバ1倍も最安値に下げて徹底的に低コストで攻めて行こうという発想になったのかも知れませんね。
現物であるナス1倍と異なるのはインドの場合は1倍でも先物運用なので為替ヘッジを除けば、投資家から預かった資金に対してレバ1倍は約100%で先物を買い入れる、レバ2倍は約200%で買い入れるだけの違いと想像され、auAMの運用も効率化される(=人件費等のコスト減)メリットがあると推測されます。
競合ファンドとして「NZAM・レバレッジ インド株式2倍ブル」が既にありますが、信託報酬税込0.88%で信託財産留保額0.2%の設定なのでauAMとは勝負になりませんね。(これでもレバ2倍なら充分安かった訳ですが)
レバレッジ型なのでNISAでは購入不可ですし、多くの人にとって基本はレバ1倍を選択する方が無難でしょう。
ただ、インドの場合はどうせレバ1倍でも殆どのインデックスファンドが先物運用なので、その点でコスト高になる面は1倍でも免れず、どうせ先物を買うならレバ2倍の方で資金効率等で良いという判断がデメリットを理解した上で出来る人にとっては魅力ある商品だとは思います。
販売会社はまだ少ないようですが、SBI証券ならポイント還元年率0.05%(実質信託報酬0.3834%)、6月24日から取扱予定の松井証券ならポイント還元年率0.162%(実質信託報酬0.2714%)になるので実質コストは更に下げられますね。
ということで、レバ2倍インドもレバナスと同じ低コストで攻めた設定をしたauAMを評価します!
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「auAMレバレッジNifty50インド株ファンド」がレバナスと同じ信託報酬0.4334%で登場!
