HSBCアセットが昨年12月に「HSBCインドテック株式インデックスファンド」を設定しました。
私が初めて買ったインド投信は「HSBCインドオープン」ですが、信託報酬は年2%越えのアクティブ投信でした。(商品は今も元気に運用を続けています。)
その頃はインドにインデックス投資する方法がなかったのですが、今は信託報酬0.3%前後で可能なので時代は変わりましたね。
このような経緯もあってHSBC=アクティブ=高いという先入観があり、名称が「HSBC」から始まるだけで私は敬遠がちになるのですが、よく見るとこの投信はインデックスと明記されています。
しかも信託報酬が年間0.7765%(税込)程度に設定されて意外に高くはない。
むしろ新興国のインドでテック偏重の指数であれば安いと言えるレベルだと思います。
「S&P India Tech Index(円換算)」に連動するファンドですが、2019年11月末を起点とする5年間ではNifty50指数が約2.5倍に対してインディアテック指数は約3.5倍と大きく上回っているようです。
このファンドも最近流行りの投資対象を海外ETF1本だけで運用するのですが、「HSBC S&P India Tech UCITS ETF」に投資します。
どうやらHSBCグループが運用するロンドン市場に上場する海外ETFのようです。
この英国ETFの経費率が0.65%に設定され、日本側でファンドが0.1265%を上乗せしているだけなので決して高くはないと思います。
このETFの構成銘柄を見ても日本人には馴染みのない名前が並びますが、組み入れ1位で15%超を占めるインフォシスはインドに投資していない人にも知名度があると思います。
新興国の株価指数はどうしても金融偏重になりがちでNify50指数も金融セクターが30%超を占めます。
インドに既に投資している人が分散させて持つには「HSBCインドテック株式インデックスファンド」は面白いと思います。
最初からインドの投資をこれ一本で行くならリスク高過ぎテック偏重し過ぎになると思います。
但し、本家の英国ETF運用開始が24年3月とまだ1年も経過しておらず配当利回りも判明していません。
これに連動するインデックスファンドの運用がまだ開始から2カ月という現状ではコスト面含めて評価が難しいですね。
運用開始から1年程度は待った方が無難と思われますが、インドのテック指数を待っていたという人には代替のないインデックスファンドなので飛び付けば良いと思います。
しかし、インドには次から次へと新商品が投入されますね。
良いことですが過当競争も心配で、10年後にこの2-3年で投入されたインデックス投信・ETFが全部残っているとも考えにくく、長期投資で途中で売らされるのを絶対に避けたいなら純資産総額の伸びもしっかり考慮して選択した方が無難だと思います。
2025年02月14日
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