大和アセットが「iFreeETF 英国FTSE100」(363A)を5月29日に東証上場します!
信託報酬も税込0.198%に設定され、日米を除く単国の株価指数連動としては充分に低廉ですね。
「東証で唯一の英国株ETF」!と謳いますが、嘘ではないものの2023年までは同じ指数に連動する「UBS英国大型株100」(1389)がありましたが上場廃止になっています。
このETFが信託報酬0.2%だったので大和ETFもワールドクラスで同水準のコストと言えます。
FTSE100指数は説明するまでもなく英国を代表する株価指数ですが配当金利回りが高いことでも知られています。
既に上場廃止となっているUBSの1389で分配金利回り実績を見てみると、累計7年で3%を下回ったことがなく多いときは4%を超えています。
英国は配当金の現地課税が0%なので二重取りされないこともメリットですね。
iFreeETF(363A)も3%を超える分配金利回りになるという保証はありませんが、その期待はできそうですし、外国株価指数連動のETF保有で日本の高配当利回り個別株投資と同等か上回る分配金を得られるのは大きな魅力でしょうね。
(個人的には確実に課税が発生しコントロールできない分配金は好みませんが)
大和アセットも東証マネ部でETF組成の狙いとして、トランプ政権の米国離れによる分散投資としてオルカン指数で日米に続く第3位英国の重要性を言っていますが、まあ狙いとしては妥当ですね。
但し、二週間後の相場状況はわかりませんが、足元のFTSE100指数はトランプ下落を取り戻して3月上旬につけた最高値に迫ってもおかしくない状況。
タイミングとしては上場日が逆指標となっても・・・、商品としては東証で英国指数へ低コストで気軽に投資できるのが当たり前の状況であって欲しいですね。
米国偏重是正で特に欧州への分散狙いなら同時に独DAX指数連動のETFも出して欲しかったですね。
こちらはトランプショックの下げを取り戻した上で既に最高値を更新している絶好調です。
東証には野村のNEXT FUNDSがDAX連動ETF(2860)を上場させていますが何故か為替ヘッジありのバージョンのみです。
今は米ドル集中リスクの分散と(私の予想ではありませんが)日本の国力低下による長期的な円安基調対策として、ヘッジではなく敢えてユーロに分散して持ちたいという投資家の方が多いと思いす。
イギリスが先で構わないので、大和さん!野村の隙を突いて続けてドイツも東証に投入してパイを頂きましょう!
ということで、東証でサウジアラビアには投資できるのに英国には投資できないという現状がおかしかったのですが、あって当然の英国FTSE100指数がUBS上場廃止後に2年ぶりに戻って来ることを歓迎したいと思います。
UBSが上場廃止するほど本邦投資家に人気のない欧州ETFですが、今回はトランプのお陰で食いつきが良いのではないかと予想しますが、さて?
2025年05月14日
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