昨日S&Pが米金融18社の格付けを引き下げ、オバマ大統領が金融規制改革案を発表して、米金融株が売られました。
これを受けて(?)、複数の金融機関が公的資金の返済を発表しました。(自らの高額報酬守る為に必死やね!)
改革案はこれから詰める話ですが、オバマは
「金融規制システムの包括的な改革を提案する。これは大恐慌後の改革以来の大規模な変革だ」
「自由市場はわれわれの繁栄を生み出す最も強い力である一方、自らの行動の結果を勝手に無視できる権利ではないということを思い知らされている」
と述べました。(ロイターより引用)
その通りです!
ウォール街のテロリスト達は思い知ったのだろうか?
答えがNoなら、(以前も書いたが)獣扱いで檻に囲っておくしかありません。
反省しない奴は喉もと過ぎて同じ悪さを働きます。
前大統領のブッシュは去る時に世界のテロと戦った自分の功績を自賛したが(誰も褒めてくれないから?)、身内の悪には甘いやくざの親分気質が米国内の金融テロリスト達を甘やかし金融核兵器を作って破裂させ、世界を震撼させ大不況に陥れたのもまた事実だと思います。
「自由」を与えたままなら、コイツらはまた金融核兵器を作り始めますよ。
理系のスーパーエリートの頭脳と獣の精神を抱えている限り・・。(獣に失礼ですね。)
この改革案に関して、金融業界で飯を食っているアナリストから既に否定的なコメントが出ているし、これからも出てくるだろうと思います。
でも彼ら(の多く)は客観的なコメントはできないだろうし、自己弁護・利益の代弁に過ぎないと疑ってかかるべきでしょう。
例えば、ロイターである米国の方が「自由な資本主義が繁栄し、新しいアイディアが沸き出すことが必要だからだ」と反対していますが、低次元でお話にならない。
サブプライム証券も新しい画期的なアイディアではなかったのか?
What happened?(で、どんな繁栄が起こったの?)
各論については私にはわかりませんが、相手を見て手綱を締めたり緩めたりする必要があるのであって、倫理理性なきアングロサクソン金融に対しては性悪説で手綱を締めなければならないのは当然です。
自由と規制はバランスの問題ですが、バランスを崩させたのは一体誰なのか?
お前らに文句を言う権利なんてびた一文もないっちゅうの!
前大統領が増幅して残していった問題を愚痴も言わずに、献金沢山してくれるウォール街に甘い顔をせずに嫌われようとも、社会を正そうとするオバマは偉い!
規制により短期的には市場がネガティブに反応することはあっても、社会を正せなかった(そして未だに正せない)国が20年も不況に苦しんだような状況を避けるためには必要なことです。
何故なら膿を出し切ることは将来の健全な発展に欠くことができないからです。
そういう意味で、とんでもないことをやらかす国ではあるが、理性ある若き大統領を民主主義で選び、変化を恐れず是々非々で改革しようとする精神は米国の長期低迷を避けるのかも知れない。(?)
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