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  • HSBC香港口座解約への道程(3):ログイン成功のSBI新生に海外送金で幽閉資金奪還後に解約! | 経済的自由の実践投資備忘録

    HSBC香港口座解約への道程(3):ログイン成功のSBI新生に海外送金で幽閉資金奪還後に解約!

    HSBC香港口座解約への道程(2)


    の続きです。
     
    そもそもログインのロック解除まで行うのは当初「プランB」で考えていました。
    一番早く解約に辿り着く「プランA」は口座凍結解除まで成功した後に解約リクエストレターを郵送して一気に解約まで進める方法です。
    レターに送金先となる日本の口座情報を網羅して記述し手数料を除いた全額をこの通貨(円やドル)で送れと指示すれば対応してくれます。
     
    しかし、①海外送金手数料がネット手続きより高くなる、②解約前に口座状況を自分で確認しておきたい、という2つの理由で「プランB」を選択しました。
    その結果はログイン用物理セキュリティデバイスの再送でしたが半年経っても届かないので諦めました。
     
    もうHSBC香港のサポセンには極力関わりたくないので「プランA」に切り替えて解約一直線で行こうかと考ましたが、
    ①そもそも1ドル150円に達しようかという円安で円転したくて手続きを始めたがそのタイミングは完全に逸していること
    ②次の口座凍結までまだ1年半の猶予があるので(気持ちの問題以外で)解約を急ぐ理由もないこと
    からダメ元で新たに「プランC」を試すことにしました。
     
    これはネット情報ですが、ネットバンキングを一旦キャンセル申請した後にに新たなID(username)で登録し直せばセキュリティデバイスとの紐づきもリセットされて最初からモバイルアプリ認証で使えるというもの。
    サポセン担当はこの可能性を否定しましたが、大事な話でも言うことが全く当てにならないことを二度経験したのでもう信用してません。
     
    所定のキャンセル依頼書に簡単な記入をしてサインして送るだけなので、駄目でも失うのは国際郵便代90円だけとチャレンジで投函したのが5月中旬。
    コロナ渦の郵便事情も改善されたのかなんと8日後にはキャンセルリクエスト処理完了とのSMSが携帯に届きました。
    (投函後HSBC側のアクションまで1カ月待ちとか当たり前だったのに)
     
    では、新たなIDでネットバンクを再登録してみましょう。
    認証パターンがいくつか用意されているのですが、私は最初にATM用の6桁PIN番号で試してみたら「無効です」みたいな表示がされて受け付けてくれません・・orz。
    また詰んだかと思いましたが、おそらくATMを一度も使ったことがなくPIN番号もアクティベートしなかったからだろうと思い直して、Phone用6桁PIN番号を選択し直して認証したところクリア!
    自分の口座番号と新たなIDも紐付いた訳ですが、サポセンの話が本当ならログインしても物理デバイスの認証を求められるが届いてないしアクティベートしてないので再度ログイン不可で詰むだけだと・・。
     
    IDを入れてログオンを押すといつもは「セキュリティデバイスを有効化しろ」と表示され拒絶されるのだが、今回は新たに設定したパスワードを求められログインできた!
    中身を確認すると間違いなく長年凍結されていた自分の口座情報で完全復活!
    8日で可能になることを半年以上待たされたのか?
     
    おそらくサポセンも悪気はなくて知らないことを聞かれて固定観念で無理と答えただけでしょう。(デバイスを送って来なかったことは論外だが)
    ネットでも裏技的に紹介されている方法なのですが、物理デバイスのアクティベートすらせずに電池切れの自分にも有効な方法なので、ネットバンクを一旦キャンセルすればセキュリティデバイスとの紐づき情報も消されて真っ新な状態になると思われます。
     
    ログインして操作可能になればこっちのもの!解約への道を進みます。
    日本の自分口座に海外送金してHSBC口座を空っぽにしたいのですが、送金先はシルバー会員以上で被仕向送金手数料2千円キャッシュバックとなるSBI新生銀行にしました。
    海外送金時のHSBC側取り分が50HKドル(=約900円)なので、両替でHKドルがピタリと50になるように調整して、残り全額をUSドル口座(日本円で送りたい人は日本円口座)に置きます。
    送金通貨をUSドルにして手数料の引落先をHKドルにすると海外送金後にキレイに口座残高がゼロになりました。(実は後で利子が付いたのだが想定内)
     
    木曜夜にHSBCサイトで送金手続きを行い、翌月曜日にはSBI新生のドル口座に着金を確認。
    十何年ぶりに香港幽閉資金が手元に帰って来た!渡航せずの資金奪還計画完了!
     
    次は解約手続きですが、ここまで来れば後は難しくありませんがネットやeメールでは受け付けないので書面で送ります。
    念のため、海外送金の金額と内容を確認できる月次レポートの発出を待ってログイン後にダウンロードを終えてから送りました。
    内容は本当に簡単で自由書式でA4一枚の中身は実質3行のみ。
     
    タイトルに口座解約のリクエストであることを明記して、
    – A.S.A.P.で口座をクローズしたい
    – 送金は終えて口座残高はゼロにした
    – もし端数があれば香港赤十字(他にもいくつか選べる)に寄付する
    と書いて、口座番号等の個人情報を網羅して記述しサインして送ったのが6月下旬。
     
    特に連絡はなかったが3週間程度後にログインすると「口座クローズ中」と表示されて数日後にはログイン不可となったので解約手続き完了を確信!
    最終的には7月中旬に最後の月次レポートが頼んでないのに郵送で届き、その中に
    “We confirm your above Personal Integrated Account has been closed.”
    という表記を確認して全ての戦いが終わったと確信しました!?
     
    ネット情報では解約の連絡も携帯にSMSがアッサリ来るだけという話が多いのですが、私の場合はゼロ残高の後に利子が発生したので寄付に回した事実を明確にするためにレポート郵送を解約連絡と兼ねたのだと思います。
    米ドルだから残高ゼロにした後で利子が付いちゃうことがあるので三行目の寄付を書いておいて良かった。
    数百円程度はもう手数料負けなのに書いてなかったら、この残高をどうするのか指示しろとレターが返ってきてまた解約手続きが数か月遅れるところでした。
    幽閉資金とか言ってますが、HSBCにとっても間違いなく赤字しかもたらさない迷惑ゴミ客だった訳で、少額でも香港とHSBCに落としてから解約できて自己満足は出来ました。
     
    結局解約まで9カ月ほど掛かっていますが、コストは大して掛かっていません。
    国際電話料金:500円程度(安い方法を駆使したので計2時間の通話としてこんなもん)
    国際郵便料金:270円(90円x3回。今年10月から120円に値上げだがそれでも安い)
    海外送金 ローカルチャージ 約900円(=50HKドル)
    海外送金 中継手数料 約3500円(=25USドル)
    ※海外送金 被仕向手数料(SBI新生銀行取り分)2000円(=14USドル)はキャッシュバック相殺。
     
    渡航して解約すれば不要だった発生コストはトータルで5千円程度でしょうか?(そのうちの殆どが不明瞭会計の中継手数料!)
    渡航するよりは遥かに安く凍結解除と解約に至りました。
    遠回りしなければ近道も見つかりませんが、口座とログインの両方がロックされている場合は以下の方法が近道でコスト安だと思います。
     
    ①携帯番号とメールアドレスの確認と郵送変更依頼
    正しく登録されていれば問題ありませんが、今は様々な連絡や認証にSMSとeメールが使われるので登録間違いがあると先に進めません。ログインできれば自分で直ぐに変えられますが、できない場合は所定フォームの変更依頼を郵送。
     
    ②口座凍結解除をHSBCカスタマーサポートに電話依頼
    最大の関門ですが、やった経験からは英語がからっきし駄目なら厳しいですね。
    本人確認も質問で「アドレス」「フォンナンバー」等の単語さえ拾って聞き取れれば回答できるものばかりではない。
    自信がなければ英語のできる知人に晩御飯でも奢る条件で30分付き合ってと頼みましょう。
    サポセン担当には名前だけ名乗って自分は英語わからないので通訳挟むと変わって貰えば大丈夫だと思います。
    (こんなことでサポート業者に何万円も払うのはやめましょうね。)
    ここさえ乗り切れば他は手続きのみ。
     
    ③ログイン不可はネットバンクのキャンセル申請を郵送依頼
    通常の手続きよりもこちらの方が早くて安くて簡単だと思います。
    解約するつもりならID変わって困ることもないだろうし、海外送金してまた閉じるだけ。
    セキュリティデバイス関連のログインロックは解除されて真っ新になります。
    (とにかく早く解約したい人はこの手順を踏まずに④に進んで自由書式の中に海外送金情報を付記するか、所定の送金依頼書を同封すること。)
     
    ④解約リクエストレターを署名付きで郵送!

    解約でこれだけスッキリした経験も初めてかも知れません。(笑)
    おそらくコロナ渦の特別措置で凍結の電話による解除を始めたと思うので明文化された手続きではなく、口座凍結中で渡航せずに解除したい人は早めに行っておいた方が良いでしょう。
    自戒を込めて、そもそも明確な利用用途がないなら安易な「取り敢えず」海外口座開設はやめた方が良いですね。
     
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