リーマン破綻から世界的金融不安へ?でも日本のバブル崩壊後とは違うよ!

きつい。いや~、ホントにきつい。
 
NYダウが4%下げて10,600ですか?
 
再び10,000割れの懸念が出てきそうですね。
 
リーマンショックが地球一周で止まったかと思えば、1日で金融不安が蒸し返されましたね。
 
しかも、何故か中国は昨日も金融不安で2周しているし。
 
これは奈落の底・長期低迷への入り口ですか?
 
皆さん、自分の大事な資金を市場に預けているので安易なことは言えませんが、少なくとも日本のバブル崩壊とは処理の仕方・スピードが異なることはお解かりでしょう。
 
既に金融再編の動きが猛スピードで進んでいます。
 


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●英銀行大手ロイズTSBが英住宅金融最大手HBOSを買収することに合意。
●米大手投資銀行モルガン・スタンレーが米銀大手ワコビアと合併交渉を行っている。(交渉は予備的段階)
●リーマンの北米資産買収で合意した英銀大手バークレイズは、リーマンの欧州とアジアの一部資産も買収する可能性がある、と明らかにした。バークレイズはまた、リーマンに対し、つなぎ融資を行うことでも合意した、と述べた。
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(ロイターより引用)
 
リーマン破綻後の2・3日でこれだけ再編の動きが出てきています。
 
日本なら1年の期間に相当するのではないでしょうか?
(言い過ぎ?本当にそう思うんですけど・・。)
 
ダブルスタンダード云々はここでは置いておいて、潰すべきは潰し、救うべきは救うという当局の迅速な判断と実行、金融機関当事者たちの素早い次へのアクション、日本とは何から何まで違います。
 
つまり、人為的に金融不安・不況を長引かせるとは考えにくい。
 
個々のM&Aを市場がどう反応するかはわかりませんが、過去は過去と割り切り未来へ向かおうとする姿勢を市場は評価するのではないでしょうか?
(そうではなかった国に市場は厳しく相応しい評価をしたように・・。)
 
奈落の底へ向かうとは思いませんが、悲観の中に小さな楽観を見つけようとしているだけなのかも知れません。
 
因みに、私の株価上昇予想は今年6月以降(短期の上昇を除き)一度も当たっていないことを付け加えておきます。(!?)
 
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コメント

  1. より:

    こんにちは!
     
    いつも読ませていただいています。
     
    米当局、本当につぎつぎと素早い対応ですね。
    これから大統領選というタイミングの悪さでも、これだけリカバリーして手を打ってくるのはさすがだとおもいました。
    英国のロイズ、バークレイズの反応の速さもすごいですよね。
     
    このあたり為替や株式が成熟した国の底力を見る気がします。
     
    あとは、なんとか食いとまってくれるといいのですが。

  2. 茶々丸 より:

    こんばんは、茶々丸です。
     
    毎日読ませていただいておりますが、ここの所コメントできずにいました。その期間たったの2週間にも拘らず、福田総理の退陣からリーマンの破綻まで何と沢山の出来事とそれに伴う市場の大荒れ具合。とてもたったの2週間での出来事とは思えません。
     
    私もBRICS投信とFXが投資の大半なので打撃はかなりのものですが、太助さんの言われるとおりこんな時にやれることは限られていますので、やれることをやった後は様子を見るしかありません。
     
    さて、ここからどうなっていくのか?仮説を立てて対処案をシミュレートするにはいい教材かもしれませんが、自分のお金が入っていますから楽観悲観どちらにも振れてしまって、あまり冷静に考えられないかもしれません。
     
    それでは、

  3. 虎穴 より:

     こんばんは!
     職場の飲み会でしたたか酔って、一日中死んでいた虎穴です(@_@)
     
     いやー、しかし米はやることがダイナミックで早い早い。緻密さには欠けますが、なにより突破力がありますね。(全然関係ないのですが、日本が、技術があっても宇宙開発で米にかなわない訳が分かるような気がしました)。
     
     にしても、リーマンショックへの対応は素早いにせよ、そもそものリーマン破綻は落ち着いて考えると、リーマン、米政府、他金融機関それぞれの思惑が絡んで、結局みんなが腹の底を読み違えた結果なのでは、という気がしてます。
     
     特に、公的資金の連続投入を躊躇した米政府については、今後、金融不安が長期化していけば、誤算だったとの誹りを受けることになるかもしれませんね。ちょっとソロスさんに色々聞いてみたいです。
     
     

  4. 太助 より:

    朔さん
     ご愛読ありがとうございます。
     >為替や株式が成熟した国
    ご指摘の通り、彼らは市場をリスペクトして対話しようとしますね。(一方、日本は・・・、やめておきます[笑])
     不良債権買取機関設立の噂でダウは急騰しましたね。
     大統領候補のマケインが、自分が大統領ならSEC長官を首にする、と発言しました。
    その是非はともかく、大統領選に向けてオバマも景気の良いことを言い出すでしょうし、米国人のポジティブさに期待!
      茶々丸さん
     そうですね、激動ですね。
    ある意味、歴史的瞬間に立ち会っているのかも。
     私も株式の含み損を見ると平常心ではいられません。
    が、殆どの投資家が同じ状況だと思います。
    今回の記事も、日本株のように今後10年塩漬けにするのとは違うと指摘しました。
     仰る通り、何十年に1度の貴重な経験になる筈ですが、再起不能に陥っては経験を次に活かせませんね。
      虎穴さん、
     米国は早いですね。
     ボクシングに例えると、
    ダウンしても立ち上がって「俺はまだ戦える」とファイティングポーズを取るかどうかの気力の違いでしょうか?
     リーマン潰しは、金利引き下げも公的資金も有限だし、米国民と金融機関にメッセージを送ったのでしょう。選挙前という時期もあったのかも知れません。
    そういう意味ではリーマンは生贄だったのかも知れませんね。
    (でも、潰れる経営をしたリーマンにはそれを言う資格は全くないと思いますが)

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