前回の記事で日本全国に当ブログの隠れ結構ファンが50人以上いる事がわかり嬉しく思います。
更新頻度落とすと書いた記事で沢山ポチを頂いたのも複雑な心境ですが。
(普段から押せよって思ったりして!?)
昨夜NYダウが10月底値を割り込み、5年半ぶりの安値を付けました。S&P500指数はなんと11年半ぶりの安値です。
一足早く10月に26年ぶりの安値を付けた日経平均はまだ底割れをしていませんが、各国の株も為替もいつ10月底値を割ってもおかしくない所まで下げてきました。
サブプライム問題に端を発した危機は深刻な景気後退へと突入して来ました。
市場が暴落するのは膿を出すためだし(上がるために一旦下がる必要がある)、沢山ある膿の1つに米国人の過剰消費というライフスタイルがあると思います。
米国人の消費行動と言えば、こんな(良くない)イメージではないでしょうか?
燃費の悪い馬鹿でかい車で排気ガスを撒き散らしてガソリンを浪費しながら、郊外の馬鹿でかいショッピングセンターに乗り付けて、馬鹿でかいショッピングカートで大量に(家畜の餌かと思うほど)買い物をして、借金残額も気にせずクレジットカードでリボ払いして、ビッグマックを頬張り馬鹿でかいアイスクリーム舐めながら帰っていく。
(わかりやすくかなりBadにデフォルメしてますけど、こんなイメージですよね。)
米国は、住宅の値上がりを前提にして収入以上の消費をすることが許され成り立ってしまう地上の楽園(?)だったのです。
原油価格が一時1バレル150ドルまで高騰して、車が売れなくなり自動車ビッグ3が破綻に瀕し、アメックスまで業績低迷で公的資金に頼ろうと銀行持ち株会社に移行し、小売業も業績低迷するのは、米国人のライフスタイルを改めさせる膿出しとして筋が通っています。(後付けで考えれば必然)
当然今年のクリスマス商戦は惨憺たる結果となり、経済指標に反映されるでしょう。
重要なことは、これが膿出しなら元の状態には戻らない。
米国の過剰消費体質が改善されるか、それを許さない経済状況が続くか?
米国の過剰消費に頼ってきた世界経済も転換を迫られている。
(日中の対米輸出の落ち込みにも表れてきた。)
(膿だから)元に戻してはいけない米国の消費減をカバーするものがあるかと考えると現状では見当たらないかな?
答えは、中国を中心とした新興国の内需がカバーすることになると思いますが、何年掛かるかはわかりませんね。
市場は景気回復の前に先を織込み上昇していく筈ですが、今回は様々な問題が絡んでいるので、相場の春は遠いのかなと思ったり。(底を付ける付けないの話ではありません。私の含み損が消えるのはいつ頃か!?)
でも、私は世界が未来へ正しく向かうために与えられた試練であり、先にあるのは大恐慌ではなく、秩序ある発展であると信じています。
超大国の米国に罰を与えられるのは誰?
善意か悪意か、その目的は?
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