先週末のNYダウは-1.36%下げて7365で引けました。
クリアに昨年の底を割り込みました。
今までの流れなら、週明けのアジア市場も全面マイナス圏で、為替も窓明けで円高に振れると予想できました。
ところが、アジア市場は今のところ上昇(香港・韓国など)と下落(日本など)が半々です。
日本は下落ですが、前場引けで0.24%減の7398円と小幅減です。
(さすが同盟国同士?株価まで日米同値同盟!?)
米政府がシティの普通株40%を買い取る方向で検討とのニュースで下げ渋ったそうです。
バブル崩壊後の安値に接近し、年金買いや反発狙いの買いも入ったとのこと。
確かにNYダウ先物も+70付近で推移しているので、今夜のダウが金曜の下げを取り戻すことを前提にアジア株価が推移していると言えそうですが、香港は2%近い上昇となっています。
私はダウが金融危機の底値を割った事実は大きいと考えていたのですが、市場はあまり意識していないような(?)動きです。
為替もクロス円は先週末よりも円安に振れています。
短期的な動きかも知れませんが、昨年後半のNYダウとの連動性は薄れているかも知れません。
少なくとも、NYダウが下げればその倍程度の下落率で各国の市場が右で倣えすることはなくなりました。
年度末が近づいてまたヘッジファンドの換金売りによる下落などども言われますが、それなら香港がもっと大きく下げるはずです。
金価格も上昇しているのでリスク回避・質への逃避の動きは続いているのですが、ミソも○ソも一緒に売られる状況ではなくなっているのではないでしょか?
やっぱり、
ダウが下げるのもファンダメンタル、
香港が上げるのもファンダメンタル、
円安に振れるのもファンダメンタル
と、市場があるべき姿に戻りつつあるのではないでしょうか?
(いや、そう思いたい・・。)
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