昨夜のダウは0.75%下げて8,675で終了しました。
この下げた要因が良い!?
要因の1つですが、ADP雇用統計もISM非製造業景況感指数も前月から改善したものの予想を下回り、労働市場も景気も回復には遠いと見られたようです。
何が良いかって、一応改善はしているけど相場はちょっと先走り過ぎてないかとブレーキを踏んだということで、トレンド反転ではなくレベル調整だろうということです。
ただ、昨日は終日ダラダラと下げた後、引け間際に8600から上昇を見せて終わっているので、買い圧力は強いとも言えます。
乗り遅れた人達も多く、下がれば買いたい人は沢山居るのでしょう。
株よりも為替の方の下げが強いようで、豪ドル円などは昨日79円台突入の上昇を見せた後76円台まで下げました。
さて、大き目の調整に入ったのでしょうか?
買い圧力が強いことが引っ掛かりますが、落とし穴があるのはこの辺ではないかと考えています。
落とし穴とは、金融不安もGM問題も一旦遠のき、それを確認して安心して買いを入れようと考えている人達が沢山居るはずです。
でも、「そうは問屋が卸さないよ!世の中そんなに甘くねーよ!安心して買って儲けるなんてできないってことを教えてやるよ!」の下げがあるのではないかと・・?
金曜日には雇用統計がありますが、私の印象では最近ずっとハイハイそりゃ悪いよねとスルーされているように思います。
そろそろ雇用悪化に焦点が当たって来て、悪い結果には素直に下げで反応するのではないかと予想します。
その理由は2点。
●遅行指標の雇用統計は景気の最悪期には無視されるが、景気回復期待の中では悪ければ景気回復の足を引っ張ると意識されて然るべき。
●相場が底を這っているから下方に反応しなかったが、ある程度上昇して落ち着けば、悪材料は悪材料として織り込むはず。(一言で言えば、高いほうが落下しやすい。)
因みに、私の深い押し目予想は5月に全て外れたことは付け加えておきます!?(下がればヨッシャーと買う圧力も強そうですね。)
昨日バーナンキ議長が議会証言で長期金利上昇要因の1つである財政赤字に関して均衡回復に向けた計画策定の必要性を訴えるとともに、ドルの準備通貨としての地位にリスクはないと述べました。
この背景にはロシア大統領府広報官が今月のBRICs首脳会議で新国際準備通貨構想について討議する可能性を示唆したことがありますが、またロシアの独り相撲だったのか?
その後、日中韓印が米国債が格下げになっても外貨準備政策に変更はないと発言し、傾いたドル売りからドル買いへ・・。
おいおいロシア、BRICsの中印は逆のことを言ってるやないか!
まあ、したたかな中国はガイトナー訪中に合わせて米国をイロイロと揺さぶっているのかも知れませんが・・。
話は飛びますが、今日は天安門事件からちょうど20年を迎えたそうです。
20年前にGMの「ハマー」ブランドが中国で継承されることを想像できた人は皆無でしょう。
20年後の世界は一体どうなっているのでしょう。
米ドルがポンドのようになっていても全然おかしくないと思いますけど。(デイトレの俺には関係ないねん!)
こんなネタも書いてみたいのですが、別の機会に。
[←参考になりましたら一押し。m(._.)m]
コメント
まだ大丈夫なような気も致しますが・・。
売り方は「豚は太らせてから食え!」が基本ですから・・笑。
昨日はさまざまな国の当局者からコメントがありましたが、一番まともな状況であるRBAが極めて慎重だったのに対しアメリカや日本は結構ポジなコメント、ユーロ圏は本日ですがニュートラルな感じ(my speculationですが)です。
当局者の発言は特に前向きな場合ポジショントークの色合いが強く、その理由はネガな方向に行った場合のダメージの大きさを恐れていることがあげられます。
つまりややひねた目でみると現状であまりにもポジティブな発言をする当局者の国ほど体力がないという裏付けとも受け取れるので注意が必要ですね。
昨日バーナンキは「アメリカの経済が回復軌道に乗ればドルは強くなる」といったようですが逆のような気がします。
ドルはすでに円と同じファンディング通貨に成り下がっており財政状況も考えるとリスク回避以外には買う価値がない雰囲気です。
今後しばらく「ドル高」は円高ドル高とほぼ同義で世界の状態の悪さの指標(株空売りのシグナル)になるのではないでしょか。
雇用指標の注目度が高くなるというのは同感です。本当に最近はスルーされてきた感じが強いのと、他指標は悪い中でも好指標が続いて期待先行で来ているので、そろそろ来るでしょう・・・という気がしてます(笑)。
オージーさんのコメントで当局者のコメントについて触れられていますが、RBAが慎重なのは急すぎる豪ドル高への口先介入のようなものではないかと思います。
20年先のレート、ドラえもんに道具を借りて、仮に通貨ペア名が隠された状態で見ることができたとして、どれだけ銘柄を当てることができるでしょうね。主要通貨で無くなっているものもあったりして・・・怖い怖い(笑)。
>売り方は「豚は太らせてから食え!」
オージーさんのコメの引用で恐縮ですが(汗)
ソ◇スがソロッと、針を磨いているとか、
いないとか。。。
全て、グシャの妄想ですので(詫)
オージーさん、
そうですね、まだ皆が強気に傾く段階ではありませんね。
私は、米国要人がドル基軸通貨にリスクはないと言いつつ、そのような話が出て来る度に神経質に強く打ち消そうとする点に、如何に彼らが気にしているかということを感じます。
ドルキャリー・円キャリー並行の時代でしょうか?
なぞペンさん、
経済指標が悪い数字を示し相場が下げる可能性が高いのは雇用統計だと思います。(今回かはわかりませんが)
RBAのネガコメは豪ドル高けん制の意図もあったのでしょうね。
20年先、円もなくなっているかもしれないし、ユーロのような統合通貨数種類だけになっているかもしれないし、世界共通通貨になって為替って何?の世界かも知れないし。
そう言えば、20年前にFXなんて流行ったねと言われていたりして。(笑)
bbctvさん、
ソロスさんが、お仕事はソロソロッスと言っていますか?(笑)